2015年12月27日日曜日

祝来日ライブ☆二十歳以上のためのR5サウンド厳選3曲

1/12!!!R5ワールドツアー日本公演んん!!!!なんだよ待たせやがって!!!!日本来る来る詐欺かと思っていたら本当に来てくれた!!!



・・・といっても、ふ~んディズニーチャンネルアイドルが日本来るんだ、としか思っていないそこのあなた!!!甘い!!!ディズニーオンアイスで売っている色のキツイ綿あめより甘いぞ!!!


いくらディズニーチャンネルの協力なバックアップのあるバンドとはいえ、R5は確実に成長をしているバンドなのです!!!とりあえず騙されたと思って聞いてみればいい3曲を紹介するので聞いてみてください。そして騙されろ!!!


(I can't)forget about you



 記念すべき1stアルバムよりこの曲。日本でPV撮影されているのだが、PVには2バージョンある。ただ歌っているだけのものと、R5のメンバーが東京中を駆け回るものである。正直、前者はマジで歌っているだけなんだけど、これがかっこいい。パツキン美少年たちがデコトラの前で爽やかなロックを歌っているってのがもう。正直R5のメンバーはさわやかイケメンぞろいである(このころは)が、そんなイケメンたちが漢くさいデコトラの前で歌っている状況のギャップがとにかくかっこいいのだ。

 曲も、朝焼けを思わせる心地のいい速さと曲調でずっと聞いていられる。歌詞は特に意味は無いのでとりあえずハッピーである。


Heart mede up on you



  2枚目に出したミニアルバムのメイン曲。日本ではAmazonダウンロードで購入可能。またまた爽やかで心地のいい曲。グルグル回ってる感じが甘めのチューハイとよく合うのだ。この曲を聴いてR5は音楽的に成長しているな~と思った。
 まずダンスチューンの感じが古いんだよ。それが最高。シンセサイザーをtheエレクトロな音にせず、ピアノでタンタンタンと言わせる感じが最近のDchアイドルには無かったなぁと。ギターもカッティグを多用してリズム感よく、でもきつすぎない感じに仕上げているところが成長したなぁと。
 また、某Dchアイドル3兄弟バンドのように、アルバムが一本調子ではないところもR5のガチさを感じる。
 とてもさわやかでテンションが上がるので、私はこの曲を目覚ましにしています。最初の「ガナハーメイアッオンニュー」で起き上がるのが定番でしたが、最近最初の「ててて♪ててて♪」でスヌーズをかけるようになりました。


F.E.E.L.G.O.O.D



  3枚目のアルバムsometime last nightより。エロい!!!!どうしたR5!!!ですがいやらしさは感じず心地の良いさわやか大人エロ曲。
 なんとなく70年代を感じる。3枚目のアルバムはR5の実験的なアルバムとも考えられる名盤である。本気でミュージシャンやりたいんだな~って。アイドルじゃなくて。だから本気で捨て曲はないし、大体の曲が酒に合う。
 特にこの曲はアルコール10度以上のお酒を飲みながら聞きたい。お酒で心地いい気分になりながら聞くととても気分がいいので成人済みのR5familyは是非とも実践していただきたい。

2015年12月25日金曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー25日~マペットのクリスマスキャロル~

マペッツじゃないの?・・・いや、これはマペットのクリスマスキャロルです。

 ここで言うマペットとは、TV番組マペットショーから生まれたキャラクターのこと。最近「マペッツ」や「マペッツ2」という新作映画が作られたことから知っている人も多いのでは。
 マペッツを知らなくてもカエルのカーミットを知っている人は多いでしょう。今回はそのカーミットたちが演じるクリスマスキャロル。
  この作品の特徴としては、チャールズ・ディケンズが出てくること。ゴンゾ演じるディケンズが自分をディケンズだと断固として信じないリゾに、自分がディケンズであることを証明するためにクリスマスキャロルのストーリーを聞かせる、というのが主なストーリー。ある意味ディケンズが主人公。

 

基本はマペッツがキャラクターを演じているのですが、スクルージは人間が演じています。表情の変わらないマペッツと人間とのギャップが良い味出してやがる。スクルージを人間にしたのは本当に英断だと思うなぁ。スクルージには表情の大幅な変化が重要だよなぁ。

 マペッツの作品なのでマペッツ達は基本はギャグ。サムは相変わらずアメリカの事しか考えてねぇなwwwでもちゃんと感動させてくれます。3人の幽霊はオリジナルなのかな?キャラがいっぱいいすぎてわからん。



 また、この映画は基本ミュージカルで、一曲一曲が凄くいいんですよ!私のお気に入りはこれ

 物語序盤でスクルージの冷酷さを歌う歌。ちゃんとスクルージの冷酷さが表現されている上に、これから物語が始まるワクワク感がすごくする。

 他にも名曲ぞろいで、クリスマスキャロル映画の中で一番の作品に挙げる人も多いこの映画。ミッキーのクリスマスキャロルを気に入ったなら、そこから派生していろいろな作品に触れてみれば、このように素敵な作品に出会えるかもしれません。

2015年12月24日木曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー24日~ミッキーのクリスマスキャロル~

ドが付く名作。
 
 ディケンズの小説クリスマスキャロルは何度か映画化されていますが、その中でもミッキーのクリスマスキャロルは30分とやや短め。ですが原作のメッセージはそのままに、ディズニーらしさを加えた素晴らしい作品です。

This is スターシステム

勘違いされがちですが、スクルージ・マクダックはクリスマスキャロルが初登場ではなくコミックが初登場。あくまで彼自身がエベニーザ・スクルージではなくスクルージ・マクダックがスクルージを演じている。(ややこしいな)この映画の出演者はみんな既存のキャラクター(ティム坊やは既存のキャラと言っていいのか謎ですが)
 他にもイカボードとドード氏のトード氏(これまたややこしい)に出てくるキャラクターやロビンフットに出てくるキャラクターなども数多く出演しています。ダンスパーティーのシーンではこの動きなんか見た事あるな~って人も。
 ですが、みなさん役柄に違和感はなく、尚且つあのキャラクターではなくその役なのがすごい。ミッキーはミッキーではなくボブ・クラチットで、既存のキャラクターを使いながらも話に入り込めるのが本当に凄い。



ミッキーとミニーの夫婦生活

ミッキーとミニーがまともな夫婦生活をしている!!!!ミッキーとミニーは結婚をしない永遠のカップルですが、この映画では夫婦を演じている!!!!ありがとうスターシステム!!!短編映画ではミッキーを尻にしいているミニーが超良妻。


何よりもマジ怖い

別名幼少期のトラウマ大量製造機とも言われるディズニーで、怖いシーンがマジで怖い。クリスマスキャロル自体が、悔い改めさせる話なので怖いシーンがあるのは当たり前ですが、マジで容赦ない。特に怖いのが未来の幽霊が出てくるシーン。ディズニーが描く墓地は超怖い。そして未来の幽霊役のピートがピートのくせに怖い。普段うるさいピートを喋らせないって考えた人天才。そしてスクルージが墓穴に落ちるシーンは北村弘一さんの悲痛な演技もあって超怖い。墓穴の底で燃える炎の怖さはアニメならではだなぁと。
 他にもビル・マーレイの亡霊役のグーフィーがまともな演技をしているのもなんか怖い。ドアノブがビル・マーレイの顔になってるシーンも我がトラウマの一つだなぁ・・・・・・

アニメとしても、名作クリスマスキャロルのアニメ化としても本当に素晴らしい作品。ひっそりとMovieNEX2014年版、2015年版と2年連続で発売されています。比較的手にDVDが入りやすい作品ですので是非一度は観てほしい名作です。

クリスマス映画アドベントカレンダー23日~三人の騎士~

13日の金曜日のはずのドナルドの誕生日がクリスマスなわけない?
細けぇことは気にすんな!!!!

※ドナルドのスクリーンデビュー日は6/9ですが、作品中ではドナルドの運の悪さを引き立たせるため13日の金曜日をドナルドの誕生日としている作品がいくつかあります。


ラテンアメリカの中でもブラジルとメキシコに焦点を当てたこの作品。ラテンアメリカのポピュラーソングを多用したり、実写とアニメの共演やサイケデリックな表現などと、ディズニー長編作品の中でも異彩を放つこの作品。最近ではこの映画に出てくるホセとパントートがパークのフリーグリーティングから人気が上昇しグッズも最近増えました。


 この作品について語りたいことはとてもたくさんありますが、その中でも注目してほしいのはパンチ―トが語るピニャータとポサーダの話。


 メキシコではクリスマスをかなり長く祝うそうで、イベントがたくさんあります。ポサーダはそのなかの一つ。マリアとヨセフがキリストの出産のためポサーダ(宿)を探すお話を子どもたちが再現するというイベント。
 熱心なカソリックの家のおばあちゃんたちからキリスト生誕のお話を聞いたりするイベントらしいので、ド派手に登場したパンチ―トの語り口がやさしいことやさしいこと。これがギャップ萌えってやつですな。そしてなんといってもメアリ・ブレアの描くポサーダ(宿)を求めて練り歩く子どもたち。
 この人の描く子どもってとても純粋だなぁと。厳格なカトリックのイベントだからといって子どもたちの顔が「いかにも神様をお祝いしてますよ~」感が無いのがすごく良いなぁと。年齢が一桁とかだとピニャータを割ることで頭がいっぱいなんだろうなぁとか、そんな風に思える子もいる。いい意味で子どもに夢を見ない感じがする。


 そしてその後カバレロズでピニャータを割るシーンは男三人がキャッキャしてるのが何とも微笑ましい。こいつらに女性ファンが多いのわかるわぁ~。
 ピニャータを割ったあとのお菓子やおもちゃが出てくるシーンもすごくワクワクする。ピニャータ割り、人生で一度やってみたい。後片づけ大変そうだけど。



サンタさんを待つクリスマスもいいですが、今年は世界のクリスマスに目を向けても楽しいのでは。





サンタさん、三人の騎士のMoveNEX出してください。

2015年12月22日火曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー22日~グリンチ~

リア充爆発しろ!!!!なんて思っているあなたに

最近のクリスマス作品を語るにはドクタースースのグリンチを知っておかなければいけないと思う。

クリスマスと言えば偏屈なおっさんが改心する季節ということを定番にしたのがディケンズのクリスマスキャロルとドクタースースのグリンチだと思う。

グリンチはいろんなところでパロディやオマージュをされている作品。最近だとドラマgleeのクリスマスエピソードでパロディをされていたことが記憶に新しい。その時に歌われたのが「You're Mean one Mr.grinch」

 映像はルーニーテューンズで有名なチャックジョーンズ監督版グリンチ。曲のおしゃれ感と怪しさがまさにクリスマスの犯罪にぴったり。
 アニメ版グリンチはホームアローン2で知っている人も多いと思うけど、それよりもクリスマスを盗んでいる様子について何か感じないだろうか。

 そう、ティム・バートンのナイトメアビフォアクリスマスっぽいと思いません?正しくはNBCがグリンチっぽいというか愛のあるオマージュたっぷりに感じる。
 NBCの題材自体もモンスターがクリスマスを盗んで何かに気付く話である。

 そんなことより、このアニメはチャック・ジョーンズの魅力がたっぷりなんですよ!!!! 
 ドクタースースの絵柄ってすごく独特で、一発でドクタースースだってわかる感じなんだけど、これは表情の作りがTHEチャックジョーンズなの。
キャラクターのセリフがほとんど無いからこそ表情ですべてを語るんだけど、にやけ顔や改心した時の顔がもう最高なの。





 でもアニメ版はVHSしか出てない。というかプレミアものでしょう。

 ツタヤで借りられるグリンチと言えばジム・キャリー主演の実写版グリンチ。私はこっちもすき。アニメ版がチャックジョーンズの魅力たっぷりなら、実写版はドクタースースリスペクトが凄い。

 ドクタースース原作のアニメ「ホートン 不思議な世界のダレダーレ」を見るとドクタースースのキャラクターがいかに独創的かわかると思うんだけど、そんな独創的なキャラクターたちを人間で演じるために90人もの特殊メイクアーティストが用意されたって頭おかしい(褒め言葉)


しかも、人間じゃないダレモ村の人たち(フーと呼びます)を再現するためにシルク・ドゥ・ソレイユのアーティストが数多く出演している。ヤバい。
シルク・ドゥ・ソレイユにはウインクトックっていうクリスマスを意識した演目もあるけど、シルクの演目としてのグリンチも見てみたいな。

 原作だと単純にグリンチはクリスマスが嫌いなだけで、割と急に改心する。実写版だとグリンチがクリスマスを嫌いになった理由やクリスマスを好きになるために背中を押してくれる女の子が出てくる。

 原作のハテナを補完しているところもとてもいいところだと思う。
 そして実写版にはいろんな意味で二人のグリンチが出てくる。別に緑のモンスターが二人でてくるわけじゃないけど、クリスマスをプレゼントの日としか思っていない人物という意味で二人いる。

 個人的に吹き替えがおすすめで、ジム・キャリー吹き替えの山ちゃんが生き生きしているのが最高。
 あとテイラー・モムセンがかわいかったかわいい。・・・・この純粋そうな幼女が目の周り真っ黒のテイラー・モムセンなんだぜ。

実写版には一つ難点が、
特殊メイクのグリンチ怖すぎるんだよ!!!!!!!

 私は今もビビりですが、公開当時はCMが流れるだけでも怖くて怖くて。グリンチが怖くて夜中トイレいけないレベルだったんですよ!!!
 実写版を観たのもつい最近でホートン観てドクタースースに興味持った頃つまり二十歳超えてからなんですよ!!!

 まぁグリンチ自体モンスターなんで怖いのは当たり前なんだけど、変なところでリアリティを追及するからメリケンさんの考えることはよくわからない・・・・

 フーの人々もよく見ると義歯をしていて一番メイクが薄そうなシンディもよく見ると人間とは違う感じをしているんですよね。
 でも話に入り込むとどんどん慣れて行って最終的には可愛く思える。最後にグリンチがフーの歌をテキトーに歌うシーンとか可愛すぎてもう愛しい。

グリンチの見た目の怖ささえ乗り越えれば本当に心の宝になる映画です。














ただ、「クリスマスは綺麗な飾りやプレゼントなんかじゃなく、大切な人と過ごすもの」ってメッセージがあるからこの一文でうわぁ...ってなる人にはお勧めしないけどね。(そういうやつはクリスマス映画は観ない方がいい)

クリスマス映画アドベントカレンダー21日~サンタのオモチャ工場・ウェイン&ラニーのクリスマスを守れ!~



 良い子認定されるために毎日ホウレンソウを食べなきゃ!!!!耳の後ろも洗わなきゃ!!!



 シリーシンフォニー33作目、サンタのオモチャ工場。あのサンタさんのおもちゃ工場をちょっと覗き見。個人的に工場みたいなベルトコンベアで作業をしているシーンのある映画がとても好きである。ディズニー映画にもおもちゃを作るシーンのある映画はいくつかありますが、みんなこの映画好きだよな~って思うくらいにオマージュしてるなぁと。

 おもちゃ作りのシーンは「そう作るか!!!!」って程おもちゃ作りのアイデアが斬新。チェッカーのボードは専用のペンキがあったり、人形の髪をセットするためにビビらせて髪の毛を逆立たせて巻いたり。グーフィームービー2やナイトメアビフォアクリスマスなんかはこの映画のオマージュだろうなぁと思えるシーンがいくつか出てくる。私としては後になって見直して元ネタこれか!!!と思った。

 さすがのシリーシンフォニーで曲もすばらしい。工場のシーンの話ばっかりになるけどあの曲のワクワク感よ。


 そしてサンタの豪快な笑いがツボ。ノームが子どもの善行悪行リストを読み上げているシーンでもガッハッハと笑うのが。私このおっさん好き。 
 続編と思われる作品にサンタのプレゼント(The Night Before Christmas)という作品があるが、そこでもサンタは豪快に笑っている。やたらとがっはっはっはっはと笑う。子ども起きるぞ。
 
2つともクリスマス前に観てクリスマス当日をワクワクしながら待ちたい。

 
 クリスマス短編つながりで最近出たDVDディズニーショートフィルムズに収録されているウェイン&ラニーもぜひ見てもらいたい。ミッキーのミニー救出大作戦の人たちが作っているのでギャグは心配いらず。何より凄いのが、クリスマスのサンタの仕事場で完璧なスパイアクションに仕上げているところ。
サンタの事務所に忍び込むシーンのドキドキ感はもう短編アニメであることを一瞬忘れる程。例え短編でも作っている側の本気具合は長編と変わらないので、長編アニメにしか興味がなかった人たちにもぜひ見てもらいたい。

ディズニーショートフィルムズ、アナ雪ブランドが無くなってもvol2.3と続いてほしいなぁ。

2015年12月20日日曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー20日~フィニアスとファーブペリーメリークリスマス~

長い夏休み中のフリン・フレッチャー家に冬が来た!!!!


 夏休みがテーマのフィニアスとファーブのクリスマススペシャル。過去にスウィンターという名目で、夏に冬を作るというエピソードはあったものの、本当に冬が来たのは初めてのこと。
 さすがのフィニアスとファーブ長編とのことで、おもしろいし感動できる。何よりこのこの長編の凄いところは華麗にバンバン伏線を回収しまくる。


 ざっくりとしたストーリーとしては、いつものごとくフィニアスとファーブがなんかすごいことしてて、キャンディスが言いつけようとしてて、その間博士のネーターで何かあってフィニアスとファーブが発明をどうにかしてて最後はスッキリきれいに片付いてる。
 今回は、全部最後に夢がかなう仕組み。観れば見る程なるほどなるほどとなる。相変わらずフィニアスは自分のやりたいことのためにダンヴィル中を巻き込むなぁ。


 フィニアスとファーブの特徴として劇中歌を想像する人も多いと思いますが、例のごとく今回も名曲ぞろい。サンタさんに向けてダンヴィルの人々みんなで歌う「Danville is very nice」は名曲。




個人的には博士のところに来た聖歌隊が歌うイチジクプディングちょうだい♪が脳内BGM.
ネタとして人気があったのか、次の年のクリスマススペシャルでもネタにされてます。


早くMOV・・・・いやブルーレイ出してくれてありがとう。

2015年12月19日土曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー19日~くまのプーさんみんなのクリスマス~

プーさん達にしかできないクリスマス

過去にディズニーアフタヌーンとして放送されていたTVシリーズ新くまのプーさんのクリスマス特番に新しいストーリーを組み合わせた作品。





最初はクリスマスイブにみんなでラビットの家に集まり、去年のクリスマスの話に。

その去年のクリスマスの話が新くまのプーさんなんだけど、新しいアニメと新くまのプーさんへの繋ぎがかなり上手い。気がついたらツルツルのデジタル作画から海外発注セルに。それも気にならない。

新くまのプーさんは原作ファンには評判は悪いらしいが私は好きです。
TVシリーズならではの衣装の多さ。緑のセーター着てるティガーとかニット帽かぶってるプー可愛い。

そして、新くまのプーさんでしか会えないキャラ、イモムシ軍団がサンタ帽かぶってるの可愛い。

なかでも一番可愛いのはラビット。普段おっさん臭いんだけど、クリスマスの日だけは子どもらしさを見せる。
プーがサンタへの手紙にほしい物を書き忘れた事に一番あわててた。

まぁそんな去年のクリスマスのことを語り終わると、気がつけば大晦日に。


ぼけっとしてたら大晦日来ちゃった!!!


クリスマス映画って大体の作品は「クリスマスの夜におきた奇跡」がテーマである。

クリスマスが終わって大晦日来ちゃった物語は初めて観たわ。でもMerryChristmas and Happy New Year!と言うように、英語圏では普通の感覚なんだと思う。
そういう所がさすがプーだなと思う。普通の子どもの普通のクリスマス。

そして大晦日の日に、ラビットの家でパーティーをするんだけど、プー達がウザいのでラビットは怒って「お前等の居ないところに行く!」

それを聞いたプー達は自分たちの悪いとこを治そうとして自分らしさを失っていく。

陰気な所を指摘されたイーヨーは明るくなるんだけど、イーヨーにとっての明るさのお手本がまさかのプー。

二足歩行で赤いシャツを着てハチミツを食べながら笑顔を浮かべるイーヨーがなかなか気持ち悪いwww

上記のことから解るように自分らしさを失った彼らが上手く行くわけがなくみんな落ち込む。
そんな彼らをみたラビットが一番変わらなければいけないのは自分と気づき和解する。


みんなおっとりしているものの、一人一人が強烈な個性を持っている100エーカーの森の仲間たち。その強烈な個性がチャームポイントであり、大きな難点であったりする。
そんなプー達だからこそ大切なことを私たちみている側に教えられるんじゃないかなぁと思いました。せっかくDVD出したんだからこういう作品もMovie NEXを出した方がいいと思います。

2015年12月18日金曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー18日 ~美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント~

大ヒット映画「美女と野獣」の後日談・・・・ではなくお城の生活でのお話。舞台は野獣達が人間に戻って一年後のクリスマスから始まり、去年のクリスマスについて思い出を語りあいます。お城にベルが来て初めてのクリスマスのお話。

この映画はいわゆるOVAなのですが、とてもクオリティが高く、数々の名曲もこの映画のために作られました。

 一番有名なのは、ディズニーシーのテーブルイズウェイティングクリスマスキュイジーヌで使われている楽曲、「クリスマスがある限り」でしょう。どうしても野獣さんがクリスマスを嫌うので、クリスマスができないことを悲しむお城の人たちのためにベルが歌う歌です。この物語で初めて城主が野獣に変えられたのがクリスマスの夜だったということが判明します。
他にもベルが本の素晴らしさについて歌う曲など、素晴らしい曲が多数この物語のために作られました。




このお話では、本編では登場しなかったキャラクターが何人(個?)か出てきますが、その中でもこの作品の一番印象的なキャラクターはパイプオルガンにされてしまった宮廷音楽家のフォルテさんでしょう。

 本編美女と野獣では町の色男ガストンがヴィランでしたが、彼は別にもともと悪い奴だったわけでもなく、悪いことをしようと思っているわけでもありません。ベルに対する執着心が彼を悪い方向に動かしただけで、ヴィランというよりヴィランになった人というのが正しいと思います。そのため、見た目はハンサム(当時のあの国の基準では)彼の歌はとても明るく、町の人たちからも愛されていました。

 フォルテさんも元々は自分の音楽を城主に理解して欲しかっただけの人、そのため暗い気分になっている野獣が自分の好きな暗い曲調の音楽を愛してくれる今に執着している人なのです。ですが見た目が悪い人、本編中に人間形態のフォルテさんも出てきますが、完全に悪い奴。ですので彼の歌も完全なヴィランソングです。美女と野獣のキャラクターとしては、とてもセクシーで大人っぽいキャラクターになっています。また、パイプオルガン形態の彼は当時では最新の3DCGが使われていて気合いの入り具合がよくわかります。
 彼の音楽が緑色のレーザーのように表現されているのもまたかっこいい。幼少期はこのシーンがめちゃくちゃ怖くてしょうがなかったですw


そんなフォルテさんですが、なかにはおちゃめな一面も。フォルテさんは登場して「どれ私も外を見てみよう・・・・ん?なんだこの鎖は・・・・・私は動けないのか!!!!」と素晴らしいノリツッコミを見せてくれるおちゃめな一面も(あれは天然ボケなんだろうか)。また、野獣さんがベルに歌をプレゼントしようとしたときに歌うテキトーな「ひいらぎ飾ろう」がカワイイ。







今年発売された某姫のドレスそのまんま系ブランドの冬の新作にまさかのフォルテさん人間形態がプリントされているという大事件も起こりました。この映画を観てない人はもちろん、小さいときに観た気がする人にとっては「誰だこのおっさん・・・・」ってならないのかな?

まぁまさかのフォルテさんグッズ化ってことで、ベルの素敵なプレゼントを観なおすチャンスなのではないでしょうか。だからさっさとMOVIE NEXを出して下さい。


クリスマス映画アドベントカレンダー17日~ミッキーのクリスマスの贈り物~

オムニバス形式で語られるドナルド、グーフィー、ミッキーがそれぞれメインのお話。

クリスマス作品の中でも名作中の名作。3作品全部見ても1時間ぐらいしかないけれど、どれも心に残る作品。


 1つめの作品は「ドナルドのクリスマスは大変だ」という邦題なんですが主役はヒューイデューイルーイの甥っ子たち。
 クリスマスでもクソガキっぷリを発揮する甥っ子たちがクリスマスの本質を学ぶSF作品。魔法少女まどかマギカのごとく同じ日を繰り返します。
 この作品で印象的なのがBGMに使われる「God rest ye merry gentlemen」という曲、タイトルからわかるように、救い主が生まれたこの日を忘れなさるなという曲なんですが、甥っ子たちがかなりクソガキな物語の序盤では明るめにアレンジされているんですよ。最初は何の曲かわからないレベルで明るい曲にアレンジされていて。物語が変化していくごとに曲も変化していくんですよ。それが凄く印象的で。




 クリスマスソングと言ったら明るい歌詞の曲もいっぱいあるんですが、その中でこの曲を選んだところに凄く意味があるんだろうなぁと思いました。
 あと「おじさん」って呼ばれてる年なのに船長さんの帽子かぶって寝るドナルドカワイイ。


 2つめの作品はグーフィーとマックスの話、テーマは大人への階段の一つ「サンタは実在するのか」。子マックスの声が大人の事情によりパパはグーフィーと違うのがご愛嬌。とにかくマックスがカワイイ。
 サンタさんは信じる人にだけ来てくれる。この作品の中で、グーフィーが案外慈善事業に力を入れているのがぐっときます。
 子どもっぽい大人のグーフィーと大人っぽい子どものマックスだからこそ演じられる(スターシステムですから)作品だなぁと。


 3つめの作品がミッキーとミニーのお話。このお話が一番すき!!!!!
 ミニーの宝物である時計のペンダントチェーンをプレゼントしたいミッキーとミッキーの宝物のハーモニカのためのケースをプレゼントしたいミニーの話。
 クリスマスの奇跡や魔法は一切おこらないんですが、人々の心のあったかさだけでできている物語ってところがお気に入りポイント。
 ハッピーエンド、と思うかは人それぞれですが、ミッキーとミニーにとっては本当に幸せなクリスマスだったんだろうなぁと思える人間臭い作品なんです。あとミキミニの作画が好き。帽子で耳がつぶれるミッキーカワイイ。

 とにかく名作なのでMovieNEXをさっさと出してくださいと声高らかに言いたい。

2015年12月16日水曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー16日~チップとデールクリスマス短編~

冬籠りをするというリスの特性上季節が冬の作品が多いリス短編。その中でもクリスマスの時期になると必ずと言ってもいい程出てくるのが「プルートのクリスマスツリー」と「リスのおもちゃ合戦」の2作品。


プルートのクリスマスツリー
 初代宿敵であるプルート戦クリスマスマッチ。デールがクリスマスオーナメントに顔を映すシーンは有名で、あぁあれね。と思う人も多いのでは。
過去にディズニーシーでこのシーンを模したバックチャームが販売されていたこともあった。今も大切に我が家に飾っています。
 50年代の短編はキャラが全体的にぶちゃいくでとても好き。最近のグッズに描かれているようなあざとかわいい系も嫌いではないが、私にとってのチップとデールは40年代~50年代のチップのまぶたに二重があるものが生き生きとしていて好き。
 チップとデールだけでなく、40年代~50年代の作品は、ドナルドに鼻の穴があったり、ミッキーに眉毛があったりしてなんとも言えない愛らしさがあるのだ。
 主役はチップとデールとプルートなのだが、この映画での一番の見どころは最後にクリスマスキャロルを歌っているミニー、グーフィー、ドナルドの3人だと思う。普段主役として活躍している3人が凄く素朴に描かれている。メインキャラクターの一人であるミッキーもすごくシンプルでラフな格好をしている。
ミッキーたちはスーツを着てダンスパーティーに行ったりと割と大人で都会的な生活をしているけれど、クリスマスの夜だけはキャロルを歌う子どもになる(ミッキーはお父さん感あるけど)そんなところがすごく好きです。



リスのおもちゃ合戦
 おなじみの宿敵ドナルド戦クリスマスマッチ。心のきれいな人は、デールがシルクハットをかぶっておもちゃにあいさつ回りをしているシーンと答えるでしょう。
私にとって一番の見どころはやっぱりドナルドとのファイティングシーン!!!!過去にドナルドの家を爆破したりとなかなかエグイことをしているチップとデールですが、今回はガチな戦争を繰り広げています。
 銃は使うわダイナマイトは使うわ、そして戦争描写が割とガチなので、こっちはクリスマスDVDに入っていないことが多いんですよ。
 勝利を勝ち取った後、デールが目に包帯を巻いていたり、変にリアリティを追及するおもちゃ合戦。途中電話を使った攻撃なんかもあったりして、チデドナシリーズの中でも攻撃のパターンが多い。しかもドナルド側の攻撃も結構凝ってるのが良い。

クリスマス関係なく面白いのがこの作品のいいところ。まさに「クリスマスマッチ」と呼ぶのにふさわしい。


今となっては両作品ともパブリックドメインで安く手に入ったりするが、プルートのクリスマスツリーは「ハローチップとデールがやってきた」というDVDに、リスのおもちゃ合戦は「チップとデール 森は大騒ぎ」というDVDに日本語版が収録されているので買いましょう。なるべく定価で。他の収録作品もかなり面白いので。
私のお気に入りはリスの朝ごはんと・・・・って言ってたらキリがないのでみなさん観てください。

2015年12月15日火曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー15日 ~ミッキーのマジカルクリスマス~

名作であり迷作であり奇作である

これは過去にディズニーチャンネル(とトゥーンディズニー)で放送されていた人気テレビシリーズ、ハウスオブマウスのクリスマススペシャルである。
わかる方にはハウスオブマウスってだけでなんとなく想像がつくであろうが、ギャグがきっついのだ。


まず、簡単なストーリーとしてはハウスオブマウスのクリスマスナイトが終わったら吹雪で客が帰れないので、パーティーを続ける。そんな中ドナルドがクリスマスなんて嫌いというのでドナルドにクリスマスの話を見せて喜ばせようという話である。


ドナルドの機嫌取りが目的であるのに最初に見せる話が「ドナルドが雪だるまのモンスターに追っかけられる話」である。ミッキーたちはドナルドをどんな奴だと思っているのだろうか。鬼畜の所業である。


サンタの科学と称してルートヴィヒ・ヴォン・ドレイク教授が超ハイテクなそりを紹介する。今回はドレイク教授がヤバいのである。これはまだ序章であった。

次に名作「プルートのクリスマスツリー」を観たあと、迷作いや違う、怪作ミッキーのクルミ割り人形の上映である。

ディズニーのクルミ割り人形と言えば過去にディズニーシーで上演されていたショーミニーのナットクラッカーを思い出す方が多いかもしれない。しかし、これはハウスオブマウスのクルミ割り人形である。パーク向けのハートフルなストーリーとは全くの逆方向にローラースケートで突っ走っている感じである。


まずマリアとドロッセルマイヤーおじさんのシーンがナレーションから始まる。
ナレ「全てが美しく光り輝いていました。誰がこの美しさを言葉にできるでしょう」
ドレイク教授「わしがやろう!!!!!」
ジジイでしゃばる。そしてナレーターと喧嘩をするメタ展開。

そしてドロッセルマイヤー教授がミニー・・・じゃなくてマリーにあげたクルミ割り人形を動かすと。踊る、そしてクルミをサーベルでバシバシ叩く!叩く!叩く!クルミ割り人形ってこんなだったっけwwwwしかもそれをみた教授は「踊るようにはしていなかったんだけどなぁ」といって人形をぶっ壊す。

ナレーターに出てけと言われてドロッセルマイヤー退場。

クルミ割り人形がミッキーになってマリアとリア充する。ロックアレンジされた曲が最高である。

そしてネズミの王様が登場するのだがネズミの王様役がなんとドナルド。イヤーハットかぶってるの。ドナルドがネズミなんていやだと言っているけれどナレーターに「最後に勝つから」と言いくるめられる。ちょろい。もちろんウソ。

マリーが誘拐されると何故かグーフィー登場。こいつ何とかしてよとミッキー、嫌だ関わりたくないとナレーター。グーフィーの扱いが酷い。ちなみにグーフィーはミッキーをネズミの王様の国に連れて行く雪の妖精役。

そしてドナルドの元に行くとミッキーの迷セリフ
「彼女を離せこのネズミ野郎!!!!」
いやネズミ野郎はおまえだろwwwww

まぁ結局ネズミの王様は負けるんですが、(ナレーターは知らんぷり)ネズミの王様は自身の持っていた杖に閉じ込められ杖だけ残る。それを拾うドロッセルマイヤー。オチが特に酷いのだけどこれだけはもう観て体験してほしい。ドレイク教授ハッスルし過ぎ。

そのあとはなんやかんやあってドナルドの機嫌がなおり、名作ミッキーのクリスマスキャロルを上映。そのあとはみんなで歌って終わり。うまいこと丸めやがったwwwww


しかもエンディングの曲がなかなかいい曲。ミッキーのクリスマスキャロルMovie NEXのNEX特典についているらしいが、ぜひともDVDで見てほしい。特典映像の「クリスマスを奏でよう」は映画に使われた音響効果を使って子どもたちとクリスマスの音を奏でるものであり一見の価値がある。

2015年12月14日月曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー14日~ロバと少年~




ドン・ブルース監督作品。「ミッキーのクリスマスカウントダウン」というDVDに日本語版が収録されています。

クリスマスの話かどうかは日本生まれ日本育ちの私には謎ですが、最後に「ベツヘレム」に行くと言っている男性が出てくるので宗教色強めなんだろうなぁ(たぶん)というのざっくりとした感想。主人公の少年にジャングルブックのモーグリ感を感じたのは多分中東つながり。


体の小さな老ロバと仲良しだった少年が、父からロバを売りにだす事を告げられ「売るならロバを大切にしてくれる人に売りたい」と自ら売りに行く話。ちなみにロバの名前は語呂の関係上日本語版でも「スモールワン」そのまんまか!!!チビ輔とかそんな感覚なんだろうけど、競走馬みたいな名前だな。


ドン・ブルースと言えばディズニーを出た後アナスタシアやアメリカ物語など、ワーナーで長編アニメを数多く監督していた人です。私の勝手なイメージだとこの人の作品ってすっごく暗いの。どんなにコミカルなシーンがあろうともどんなにハッピーエンドで終わろうとも人の心にずっしりと訴えかけるものがある。

この作品の場合だと「お金じゃ測れない価値がある」だとか「諦めなければもとめる人に出会える」みたいなメッセージだと思う。歌もあってコメディシーンもあるけど切なさが一番心に残る。30分のアニメオペラともいえる。

ハッピーエンドで終わるはずなのに切なさが残るこの作品を観終わった後にバッグスバニーのこのセリフを思い出す。

ハッピーエンドなわけないだろ?だってオペラだからさ~オペラ座の狩人より~

そう、これでいいのです。

にしてもこのDVDやたらと豪華で、この作品の他にも「ミッキーの王子と少年」まで入っている(他は短編)DVDのコンセプト的にはアドベントカレンダーのごとく一日一本作品を観ようぜという感じらしい。しかし、その割には他の作品にクリスマス色が少ない。(クリスマスの定番が多いチップとデール短編の中でなぜクリスマス色が無いリスの冬仕度を選んだのだろうか)
逆に考えれば季節関係なく楽しめるDVDでもある。(舞台は基本冬だけどな!)


ファン的に考えれば「ロバと少年の日本語版が収録されているDVD」ってだけでもかなり価値があると思います。

2015年12月7日月曜日

D23expoJapanレポ3日目~吹き替えの魔法、日の目を見たプリンセス達~

小鳩くるみ、鈴木より子、すずきまゆみ、伊東えり、麻生かほり。この名前を見てピンと来た人はきっと私といいお酒を飲みかわせる気がする。

 最近になってしょこたんことレベル30の中川翔子さんが塔の上のラプンツェルでラプンツェル役をやったち、アナと雪の女王でアナとエルサの二人とも芸能人起用をされて話題になった。また、アナ雪では芸能人起用とは思えない程の吹き替えの完成度の高さが話題を呼んだ。
 それまでは吹き替え声優の事はあまり表には出さず、映画の最後の最後で黒い画面に白い文字で映し出される、それ程度だった。しかし、アナ雪の次の長編作品「ベイマックス」では本編の後すぐ、イラストとともに日本語版吹き替えキャストの名前が流れた。芸能人枠以外のキャラも演じたキャラクターの名前と共に出てきた。時代の移り変わりを感じた。

 2013年に行われたD23expoJapan2013では、ディズニー吹き替えの魔法と題してラプンツェルを演じた中川翔子さんをMCに迎えて、日本語版ドナルド・ダックの声の主である山寺宏一さんの講演が行われた。普段本業の声優のほかにタレント活動をしている人なので納得のキャスティング、さすがのMC能力で軽快なトークと共にドナルドを演じるにあたっての苦労話などを聞かせてくれた。


 そんな前回の吹き替え講演が、教育バラエティ番組さながらのクオリティであったので次に講演をする人も芸能人だろう。なんてみんな思っていた。しかも副題が「アナ雪から白雪まで」とシャレが効いていた。誰が来るんだろう?やっぱ神田彩也香?それともピエール瀧?あれだけ露出をしなかった松たか子は来ないでしょー。と芸能人起用が多かったアナ雪にばかりみんなの予想は傾いていた。じゃぁ白雪って誰だ?まさか小鳩くるみが来るわけじゃないよね~。小鳩くるみさんとは、白雪姫の現在の声の主である。初代ではないものの、再公開後小鳩くるみさんじゃない白雪姫を聞いたことがないと思えるくらいおなじみの声。元々アイドルで、現在は本名で児童文学学者として活躍しているまさに才色兼備のプリンセスを体現している人だ。

 小鳩くるみさんは本名の「鷲津奈都江」さんとしてたま~にNHKに出ていたり、ディズニーファンに寄稿をしていたりしたが、なんとなくそれはないだろ~と思っていた。古い作品の声優さんはその時代のルールそのままであまり公に出さないものだと思っていた。

 そして当日「それではご紹介しましょう!小鳩くるみさんです。
マジで来ちゃったよ。聞きなれた声で「わたくし小鳩くるみと申します。」とあいさつをしてくださった。動き一つ一つが上品で、それでもかわいらしさを感じる素敵な女性でした。小鳩さんは何度も「小鳩くるみという名前で多くの方々の前に出るのはとても久しぶりで緊張しています。」と言っていた。白雪姫を演じることに決まった時のエピソードを話してくださった。話をしている姿が私の知っている白雪姫そのものだった。
 小鳩さんのお話が終わると、小鳩さんの功績を讃えて白雪姫の絵が送られた。日本版ディズニーレジェンドの誕生のようなものだ。確かにオリジナルは大切だけど、日本で私たちが映画を楽しめるように努力した人たちがいる。それが認められた瞬間に思えた。これぞ日本版D23expoだ。


 小鳩さんの登場でお腹いっぱい涙目いっぱいになっていたと思ったら次はシンデレラの話に。実写版もヒットして今年はシンデレライヤーでもあったなぁなんて思っていたらシンデレラを演じた鈴木より子さんが登場した。たまった涙が流れた。正直いって名前は知っていたけどどんな人なのか、顔さえ全く知らなかった人が出てきた。もはやこの声の主は存在する人間なんだろうか、とさえ思っていた。鈴木さんは元々歌の人で演技は初めてだったらしく(マジかよ)、いろいろイメージを固めてきたらしいのだが、偉い人には「そのままでいいんだよ」と言われたそうな。うむ納得。
 鈴木さんもシンデレラそのもので上品な女性でした。鈴木さんはお仕事で「夢はかなうもの」とよく言っていたら夢がかないやすい体質になったとか。自分、最近ネガティブな言葉ばっかり発していたな、と気づかされた。鈴木さんにも功績を讃える絵が送られた。

 その後、アリエルの話になりまさかと思っていたらアリエル役のすずきまゆみさんが登場。パートオブユアワールドを歌ってくれました。いろんなアーティストにカバーされた曲だけど、やっぱり本物が生で歌う歌は違う。心の奥底に響いた。
 その後もベル役の伊東えりさんやジャスミン役の麻生かほりさんが劇中の歌を歌ってくれました。日本人にしかわからない本物であって、客席の私たちを育ててくれた沢山の大人の中の一人でもある。そんな人たちが目の前でお話をしてくれて、歌を歌ってくれている。まさに夢のような時間だった。

 だって映画の中の一部が目の前で繰り広げられているんだよ。大人になってもディズニー映画を変わらず好きでいてよかった。そう思った。

 そしてアナ雪まで、なのでまさかと思っていたら松たか子さんが登場した。本物はやっぱり美人だしオーラが凄かった。アナ雪フィーバー時は妊活中だったのでほぼ露出をしなかったけど、エルサとして目の前で「生まれて初めて(リプライズ)」を歌ってくれた。
 正直作品自体は好きだけど、あまりに流行りすぎて少々食傷ぎみだったけれど、やっぱり映画自体は凄く良かったってことを思い出させてくれた。

 講演が終わると、自分がハイヒールのブーツを履いていたことを思い出した。なんでこんなに歩き回ることを知っていながらこんな靴はいてきたんだろう。そういえば私も、元々プリンセスに憧れる女の子の一人だった。今ではディズニーオタクの一人で作品の良し悪しについて語る。けれど始まりは、動物と友達になりたいプリンセスに憧れる女の子だったなぁ。という事を思い出した。パークでプリンセスにハグする小さなプリンセスだったころの気持ちを思い出した。

2015年11月19日木曜日

D23expoJapanレポ3日目~ソフィア降臨~

朝、小さなプリンセスソフィアの特別上映のためにシネマイクスピアリに向かうと、列が無い!!!!クソめんどくさいチケットボードのマイページを用意していたのに!!!


なんと10台近いパソコンと多くのスタッフ!!!チケットを見せるとデータ検索をして当落情報を確認。なんと人海戦術で勝負してきやがった。スムーズに入場そして定刻に開始。D23expoJapanは成長しつづける~


シアターに入るとソフィアのドレスやTシャツを着たちいさなプリンセスたちが。カワイイ。彼女たちにとってはソフィアが憧れの女性の一人なんだなぁと。
そして司会が開始のスピーチを始めると「本日はスペシャルゲストが来てくれています!!!!」誰だ!?誰だ!?しょこたんか!?(ラプンツェル役で吹き替えを担当)と思っていたらなんと

ソフィアご本人降臨

日本にソフィアがやってきた!!!!というかDchオリジナルキャラが日本に来るの初めてじゃない!?フィニアスとファーブですら日本に来なかったんだよ!!!!。

 何よりもソフィアのドレスを着た女の子たちのキラキラした目よ。本気で驚いて喜んでいるから声が出ないのね。

5分ほどのフォトセッションタイムを終えていよいよ本編「ウインターのまほう」上映

【以下ネタバレ】 
内容的にはいわゆるクリスマスエピソード。エンチャンシアのクリスマス的なイベントのため、魔法の杖ケースを制作。あげるのはもちろんセドリックさん。ソフィセドかわいすぎか。しかしセドリックさんは毎年もらうしょーもないプレゼントに飽き飽き。ようするにお歳暮か。
 それを知ったソフィアは「こんなしょーもない物じゃセドリックさんに喜んでもらえない!!!!」ソフィセドかわいすぎか(2回目)
氷の百合というものがなんかすごいものが森にあるらしく森に詳しく妙にエロい雰囲気を漂わせるクローバーの友人の狐に協力してもらうことに。

灰色の野兎と狐のコンビが誕生した!!!!ズ―なんとかだ!!!!!

 しかしお城で生活しているクローバーに突っかかるきつね。腐女子ホイホイである。途中で半分羊のパンの女の子「ウインター」に遭遇。ウインターはクリスマス的な日に氷の魔女に贈り物をして物を凍らせる能力を手に入れたが、元に戻すには来年贈り物しに来いと魔女に言われ、ペットの鳥を凍らせて以来怖くて1年一人で過ごしてきたという。
 ちなみに彼女が氷の魔法を欲しがった理由が「氷の魔法を使えるプリンセスの話を聞いてうらやましくなった」

アナ雪マヂ泣けた勢だ!!!お前あの話ちゃんと聞いたのか!?!?!?

 なんやかんやあって氷のユリは見つかるのですが、魔女にとってはユリは毎年もらうアサヒスーパードライ。追い返されるわけですが、そんななかプリンセスと魔法のキスのティアナ登場「心がこもっていればプレゼントはなんでもいい」と教えてすっと消える。

 ティアナから学んだソフィアはパンであるウィンターが得意なパンフルートを披露すればいいと提案。魔女の元に行き披露、喜ばれ元に戻って、めでたしめでたし。セドリックさんもちょうど杖のケース欲しかったんだよやった~。狐は「お前が居なくてさみしかったから(イケボ)」



いや~相変わらず最近のディズニージュニア作品はカヲスなものが多くて最高ですね。DVD化するお話なので自分の中で購入が決定した瞬間でした。











2015年11月18日水曜日

D23expoJapanレポ2日目~Disney on BroadWay~

シアターに入ると何やら拍手が。あれ、30分前なのに?と思うとナイスなミドルがディズニーソングのピアノ演奏を。素敵なサプライズ。そして演奏をしていることによりみんな席に着くのが速いこと。さすがブロードウェイ、賢いな~と思った。定刻に開始の合図とともにピアノが奈落に沈む。悪いけどこの演出は笑った。そしてピアノが戻ってきたと思ったら4人の出演者を乗せて再登場。

 そして、アラジンより「アラビアンナイト」の曲と共に四季のジーニー登場。(自己紹介はせず、ジーニーであるということで話がどんどん進んでいったのでたぶんそう。)今回の司会をつとめていました。ジーニーによるバンドメンバー紹介が始まると「ピアノは~音楽監督を務める」


音楽監督自ら前座を務めてたのか!

これぞエンターテイメント屋だ。そしてストリング&パーカッションは嫁さん。

本編が始まるとディズニーの舞台作品を数曲ずつ解説付きで歌ってくれました。中でも凄かったのはターザン。

出演者の一人、ジョシュ・ストリックランドさんは初代ターザン役。力強くStrangers like meを歌ってくれました。圧の凄いこと凄いこと。これがブロードウェイか!!!力強さの中に見える希望やらなんやらさすが初代。もう3サイズでも何でも教えたくなるレベル。





ディズニー映画になっていない舞台作品も。日本でも上演していた「アイーダ」ジーニーの解説によると元々ライオンキングコンビのエルトンジョンとティムライスがアニメ用にアイーダの伝説のための曲を制作。残念ながら映画製作に至らなかったものの、舞台化して大成功!!!

だからディズニーミュージカルだったのか。アイーダの伝説については、宝塚の「王家に捧ぐ歌」で知っていたけど、ディズニーミュージカルとしてはピンと来ていなかった。しかもエルトンジョンだなんて知らなかったので、私の中でのアイーダは完全に宝塚歌劇団であった。

アイーダの曲を聴いてみると、さすがのエルトンジョンでポップス的で尚且つ情熱的だった。その日は特別バージョンとしてジョシュさんがエジプトの王女アムネリスの曲my storongest suitを歌ってくれた。男性が歌う女声の曲だったけど、決してドラッグクイーンにならずとても美しかった。



日本で上演をしていない演目の曲もすべてやってくれた。中でも「NEWSIES」は根強いファンがいるそうで反応がすごかった。ジーニーの解説が「ディズニー映画の中で一番失敗した映画を誰が舞台化しようなんて思ったでしょう」酷い言いようで笑った。

正直NEWSISの曲についてはディズニーシーのニューヨーク・ハロウィーンフォリーズで使われたKing of NewYorkしか知らなかったけど素敵なバラードがいっぱいあるんだと知ったいい機会だった。



中にはちょっとの期間しか上演されなかったという伝説(らしい)のダビデ王の物語も。日本人馴染みない!!!けど歌は凄かった。

もうこれで終わってもいいくらいに良い物を魅せてもらったと思い夢み心地でシアターをでた。


D23expo Japanはここから本気を出してきた。今思うとそうだったように思えた。

3日目に続く

D23expo Japamレポ2日目 TDRショー&展示~思い出はクリスタルの中に~

今年は大きな発表が無かった変わりにショー関係にかなり力が入っていた感じがします。


今度の席はなんと右側最前列、ZEDを観に行ったとき「物語の中に入り込んだよう」と思えたあのブロック。


開始のチャイムが鳴ると、出てきたのはOLC上西社長ディズニーシー15周年について語ってくれました。ディズニーシーの中心に位置するプロメテウス火山に15周年分の思い出がクリスタルとなる。

そんな15年分の思い出を見せてくれたショーでした。中でも感動したのは、2009年に行われたミステリアスマスカレードに出てきたカミーラ・カーメンとマーク・オーメンがニューヨーク市保存協会のコスチューム出てきたこと。ディズニーシーの住人とも呼べるオリジナルキャラクターがどんどん減っていっている中、ちゃんと住人が生活している部分が垣間見えた事。

というかお前ら生きてたのかよ!!!!

カミーラは二年目に「私も実はゴーストなの!」とか言ってたじゃん!!!マークに至っては2年目いなかったじゃん!!!


そして来年クローズするストームライダーについて言及していました。ストームライダーは新しい研究を始める。

ディズニーシーは開園当初からすでに完成されすぎていて新しいアトラクションが出来る度にやれイメージが崩れるだのどうのこうの言われていました。しかし「パークは永遠に成長し続けるもの」立ち止まっていることはできません。例えそれが新作映画の宣伝に使われているように思えても・・・・・


ストームライダーのその後については、TDRショーなんかよりもTDR展示に大きな正解があったような気がします。今年のTDR展示はディズニーシーの初期コンセプトアートやサンプルボード、その中にポートディスカバリーに作る予定のアトラクションのコンセプトアートがありました。内容は、、ポートディスカバリーのマンボウ潜水艇で水中をめぐるというもの。確かに海底2万マイルと内容がかぶるもんな。今も、マンボウ潜水艇レースのお話はホライズンベイレストランに残っていますが、アトラクションになる計画もあったとは。

やりたかったことをやっただけ、ファインディングドリーの力を借りて。そう考えればピンクのお風呂金魚も許せる気がします。


またTDR展示感動したのがショーに使われた衣装展示。Style、ミスティックリズム、レジェンドオブミシカ、イースターインニューヨークの衣装が展示されていました。特に凄かったのはレジェンドオブミシカの衣装。船上ダンサーの衣装が間近で見られるなんて。

よく見てみると襟元や脇のあたりに凄い毛玉。ダンサーさんの熱を感じた気がした。そして、展示されてる衣装が実際に使われていた様子(stlyeとレジェンドオブミシカ)がスクリーンに映されていました。人気ショーなので座り込んでみる人も。懐古厨のみなさんも大変だなとおもいました。

2015年11月14日土曜日

D23expoJapanレポ1日目~ありのままのディズニーパークの魔法と反ライオンキング~

アンフィシアターに入る前に、小さな袋が渡されました。その袋には「合図があるまで開けないでください」


何このワクワクする文章は!!!!!

 前回はショー連動型のイヤーハットが配られたんだっけ。海外パークのプレゼンテーションは前回行けなかったのですごくうらやましかった。

わくわくする謎の小袋を手に握りシアター内へ。まず偉い人が出てきた後ダイヤモンドセレブレーションミキミニ登場!!!!!!


ミニーちゃんがまばたきしてる!!!ミッキーが口パクパクしてる!!!!

 ディズニーイマジニアリングはキャラクターを3次元に召喚しようとしてるよね。出始めのトーキングヘッドはお顔に違和感ありまくりだったけど、最近のは違和感が減ってかなりカワイイ。日本もそのうちトーキング来ないかな

 そして、上海ディズニーランドを初めとした海外パーク最新情報についていろいろ説明してくれました。世界初公開の情報はほとんどなかったけど、こうやって偉い人自ら説明してくれる機会があるのってすごくいいよね。キュレーションサイトを読むより何十倍もワクワクする。

スターウォーズエリアの担当の方が日本語でスピーチをしていたのが印象的でした。どんなに下手でも自分の国の言葉で頑張って伝えてくれるとうれしいよね。ネタバレ注意!など小ネタも挟んでとても好印象でした。これぞエンターテイメント屋!!!!
その後ダースベイダーとトルーパー登場。ダースベイダーの声が知ってるのと違った。

そして香港のアイアンマンエクスペリエンスの映像や上海のカリブの海賊の映像をちょっとだけ見せてもらいました。



 話題はパークにおけるアナ雪の話に。話題の「北欧エリア」にもちょこっと触れてました。ほんとにちょこっと触れただけだけど。
そして「袋をあけてください」の合図。中身はなんだろう~と開けてみると雪の結晶型ペンダント。「スイッチをいれてください」と言われる。自分でスイッチいれるのかよ、というかスイッチどこだよ。「首にかけてください」首にかけようとしたら外れた。そして直せない。
謎の東洋人女性集団登場「ふり~はじめ~たゆき~は~♪」日本語かよ。そしてこのペンダントをどうしろと。

エルサ(本物)登場。美しい。よくわからないままプレゼンテーションは終了。今年のテーマは「良くわからないまま終わる」なのだろうか。






 ディズニーパークの魔法が終わり、当選したシネマプログラムへ。11/6は「スターウォーズ反乱者たち」と「ライオンキング特別上映」2連続。

 シネマイクスピアリに向かうとトラブル発生。
チケットのQRコードを読み取る機械が故障したのでチケットボードのマイページを見せることで当選確認。前の人が動かないな~と思っていると「ご用意できたお客様からお先にどうぞ」と。

ホントにチケットボードの悪いところだと思うんだけど、マイページ確認しろという割には当選メールにマイページへのURLが無いし、「チケットボード」で検索するといろんなところに飛ばされてめんどくさい。

そしてシアター内に入ると何故かトルーパーが無言でうろついていました。30分押して始まると、反乱者たち制作総指揮のデイブ・フィローニが帝国軍に捕まったとの通告が。帝国軍の命令なので送られてきた映像を見ると、デイブ・フィローニがトルーパーに囲まれシーズン2の見どころについて尋問されていました。

しかし!!!デイブはスターウォーズのアニメを作っているうちにフォースが使えるようになり、フォースの力を使って脱出

こういう悪ノリ(褒め言葉)大好き。その後シーズン2第一話の上映。シスの暗黒卿が出てくるってこと以外はストーリー的な進展は無かったかな。シーズン2第一話あるある。ここで出てきたダースベイダーの声がパークプレゼンテーションの時の声だったので反乱者たちのベイダー郷に声優を統一するのかな。そして終わるとトルーパー再登場。多分時間が押したお詫び。


一回シネマピアリを出て次はライオンキング特別上映へ入場。チケットボードのマイページ開くのクソめんどくさい。

そしてライオンキング本編が始まる。普通に上映してたんだけど、ビデオ世代なもので感動した。映画自体の良さはもちろん、映像の壮大さが凄かった。カクカク3Dなのにヌーの暴走シーンや「準備をしておけ」のシーンの怖さよ。

本編が終わるとディズニージュニア新作「ライオンガード」の特別映像を上映

やめてあげて!!!手描き長編アニメの後にスクリーンサイズでtoon boomとかで描いたアニメを映すのやめてあげて!!!!

そりゃ年単位かけて作ったライオンキングの後にテレビアニメ見せられたらどんな名作でもショボくみえますわ!!!!!!!

映像は、シンバの2番目の息子キオンと友達のアナグマが追いかけっこをしていると、ハイエナピンチに会ってキオンがスタンド使いになるという感じ。
最近のディズニージュニアはロッキーホラーショーパロったりカオスで好きなので変な意味でも期待できそうです。




2日目に続く

2015年11月12日木曜日

D23expo Japanレポ~1日目、ツムツムと混乱のオープニングセレモニー~

チケットの入った巨大な荷物を受け取った数日後、待ちに待った11月6日はやってきました。


 眠たい目をこすりながら、ウエルカムセンターで荷物を預けてホテルにプリチェックイン。ウキウキした気分でアンフィシアターへ向かいました。D23expo japanの幕開けです。

私はEチケが当たらなかったので新作映画ラインナップのスロットを除いた6スロット全部が観られるDチケットを使用。

初年度、ミッキーのミニー救出大作戦を初めとした当時日本未公開の映像を見せてくれたオープニングセレモニーの始まりです。未公開映像が観られたのはもちろん、みんなで一つの作品を観て笑ったりしたことが最高に楽しかったです。


さあ、「てれれれれれ~♪」と2年前に聞いたことがあるメロディーが流れてディズニー社のアジアで一番偉そうな人が登場。


 日本と言えばツムツムとの事で、オープニングセレモニーの一番の発表だったと思われる「マーベルツムツム」のオープニングアニメーションの公開。シールドのアベンジャーズタワーやトライキャリアのような建物の中でロキツム登場。増殖してかわいい。そして他のアベンジャーズツムより大きいハルクツムがロキツムを持ってびったんびったん、カワイイ。

 そして、ノーマルツムツムの最新アニメーションを見せてくれました。音楽にノッてるドナツムとグツムかわいいい。一瞬どドナツムの購入を考えてしまいました。

 その後、なぜかフィーバーの曲が流れ巨大な風船転がし大会が始まる。まぁ楽しい。風船の素材が普通のゴム風船なので、同じところにしか飛ばないが参加できた私としてはとても楽しい。もう少し重い素材にするか、風船の数を増やすかすればもっと多くの人が楽しめたんじゃないかなーって。



そして、今年は記念すべきスターウォーズ最新作公開の年としてルーカスフィルムの社長が登場し最新作について語ってくれました。




その後、実写版美女と野獣よりエマ・ワトソンからのメッセージ。その後、ガストンとルフウ役の俳優からのメッセージ。それが終わったら何故か音楽が流れ始めMayJとクリスハートが登場・・・・・・・


実写版美女と野獣の日本語タイアップか何かかなぁと思いつつも聞き終わると「これからはディズニーパワーオブミュージックと題して素敵なライブをお楽しみください」


えっ?えっ?えっ?

 プログラムにも「オープニングセレモニーを開催します」としか書いてなかったので、前回のようにみんなで未公開短編を観て偉い人のお話を聞くんだ!!!!と思っていた私としては素直に楽しめなかったです。今思えば大竹しのぶの生歌なんでめったに聞けないよなぁ・・・と思っていますがよくわからなかったです。

 せめて「ライブをやります」とでも一言事前に説明してくれればもっと楽しめたんだろうなぁって。やっぱ人間準備って大事。

 前回かなり空気が悪かった某コンサートスロットを体験した私としては凄くヒヤヒヤしました・・・・・。また怒号が飛ばないか怖かった・・・・。トラウマだったので楽しめなかった一番の理由はこれかも。

 そしてよくわからないままライブは終了。そしてソーサラーミッキーが登場(ヘッドは通常)してD23expo japan開幕しました。

やはりどうしてもトーキングヘッドミッキーが日本初上陸したり、未公開映像をたっぷり見せてくれた前回を比べてしまい、頭にハテナマークがずっと浮かんだままだったオープニングセレモニーを終えてこの3日間にいろいろ不安を感じてしまいました。



しかし、この時まだ私は「最高に夢のようだった・・・・」と思うようになるとは思いもしなかった・・・・・




続く

2015年8月9日日曜日

かなり突然だけどケンタッキーの夏の新作カーネリングポテトについて語らせてくれ

とにかく文句なしにうまいんだこれが。


ファストフードにおけるポテトのあり方は派閥が多く存在すると思う。

細長い物ポテトをつまんで食う(猛者はもちろん2~5本まとめて)マックポテト派

しっかりとした太さのある揚げたてのポテトを頬張るモスバーガー派

そして、芋をそのまま切ったような形をしているのになんとなく味付けされている気がするケンタッキー派



ケンタッキーのポテトにおける謎の味付けに魅了されている人も多いだろう。




しかし、今までのポテトは所詮サイドメニューであり、ハンバーガーやチキンのオマケであった。

カーネリングポテトとの出会い


今年の夏、そいつは急に現れた・・・・・・・・

普段ケンタッキーを利用する際、ドコモのクーポンを使用しているのだが、2015年7月後半事件は起きた。

クーポンのセットについてくるサイドメニューがポテトではなくクリスピーになっていた!!!!!!!!


ただでさえメインメニューがタンパク質であるケンタッキーにおいて炭水化物は貴重なものである。サイドがクリスピーになってしまったツイスターセットにおける炭水化物がトルティーヤのみになってしまったのだ!!!!!

 いったいポテトに何があったんだ!?!?!?!?あの謎の味付けのされているもっさりとしたポテトが急に恋しくなって私はメニューからポテトを探した。必死になって探した。睡眠不足の目をより充血させて探した。


「かーねりんぐ・・・・ぽてとぉ・・・・・?」

何だこのふざけた名前は。祭りの屋台で売ってそうなグルグルしてシャーっとやっていそうなポテトだった。


それより驚いたのは全てのセットメニューについているポテトがすべてカーネリングポテトに変わっていたのだ。クーポンを使うような愚民にはクリスピーがお似合いだと。なんか複雑だ、肉より価値のある芋。


そう考えているうちに、隣のレジに新たな客が来た。いかにもケンタッキーエリートって感じの(数字が)豪華な感じの男性だった。そのケンタッキーエリートは美しい声でこうささやいた


「カーネリングポテトS単品で一つ(美声)」

まずSで足りるのかお前は。しかし、ケンタッキーエリートがS単品で頼むような代物だということは解った。俄然私のカーネリングポテトへの興味は深まった。

カーネリングポテトを手にしたケンタッキーエリートが嬉しそうに店を後にした光景を私はぼーっと目に入れていた。


(いつか・・・・私も食べてみたい・・・・・・)

気が付いたら私の頭はその夜カーネリングポテトに取りつかれていた。


ついにカーネリングポテトを食す


 とある日、私はついにカーネリングポテトを食べようと決心した。メインはチキンではない、カーネリングポテトだ。ケンタッキーエリートの背中を思い出しながら私は赤い看板の下を潜り抜けた。


私はメニューに目を向けた。何を食べるかすでに決まっているが条件反射ってやつだった。
「カーネリングポテトお試しセット カーネリングポテトS+ドリンクM400円」

ドリンクセットってメイン扱いじゃないか。ケンタッキーが芋に本気を出している。迷わず私はこう言った
「カーネリングポテトお試しセット一つ」
ケンタッキーエリート?どこのデブだ?

 ついにカーネリングポテトにありついた。チップスというには厚すぎる芋、一口噛んで見ると「カリッ」と音がする。揚げ物の理想の形である。

 もう一度歯を合わせると、ふわっと広がるケンタッキーポテト特有の謎の味付け。ケンタッキーはケンタッキーポテトを捨ててはいなかった。カーネリングポテトはケンタッキーポテトの良さをより良くしたネオケンタッキーポテトであった。そりゃケンタッキーエリートも単品でわざわざ買うわ。


 そんなカーネリングポテトだが、夏限定らしい。世間様的に夏があと30日もないうちに終わってしまう。今年の夏は芋との出会いに心乱される夏になってしまったとは。かなり刺激的な夏であったなぁと。

2015年8月6日木曜日

突然だけどルーニーテューンズバックインアクションについて語らせてくれ

 7/27、バッグス・バニーの誕生日だった。バッグスの誕生日なんていちいち気にしたことは無かったけど(アイツなんかムカつくし)カートゥーンネットワーク本国公式がバッグスの誕生日を祝っていたので「・・・あっ、あいつ7月生まれなんだ」と初めて知った。


 部屋の片づけ中に卒アルを見つけたら読み込んでしまうタイプなので、もちろん家の中にあるルーニーテューンズ関連DVDをすべて見た。短編は全て網羅できないけど、(だって日本で完全版DVD売ってくれないんだもん)ルーニーテューンズ作品には2つの長編映画がある。何が言いたいかというと


やっぱルーニーテューンズバックインアクションは最高だな!!!!!!!


ルーニーテューンズとは

 ワーナーブラザーズスタジオが作っていた短編アニメシリーズの事である。メリーメロディーズというシリーズ(名前はD社のシリーシンフォニーのパロディ)もあるが、ぶっちゃけ一緒である(というかルーニーテューンズという名前自体もシリーシンフォニーのパロ)

 上記の事実からわかるように、ルーニーテューンズは悪ふざけが非常に大人向けである。それもそのはず、元々ワーナー長編映画のオマケとして同時上映されていた作品なのでターゲットは大人になる。

 私の大好きな作品の一つに「ショービズは厳し(show bis bugs )」という作品がある。あらすじはこうだ。「ダフィーは自称スターであるが、バッグスには敵わない、バッグスを消せば自分がスターになれると奮闘するものの失敗に終わり、最終的には観客の気を引くために世紀の消失マジックと称し、自ら爆死する」といった具合である。

 他にもパロ、メタ、精神崩壊、オチ無しなんでもあり。だからこその「That's all folks(これでおしまい)」なのである。今でいうシンプソンズやサウスパークに近いものだったとも言える。

 しかし、いつしかバッグス達ルーニーテューンズは大人の悪ふざけから子どものためのおバカな友達になってしまった。


スペースジャム

 長編映画が2つあるうちの一つ、スペースジャムを観ていただくと「子どものためのお友達」に成り下がったバッグス達をご覧いただけるであろう。
 まずルーニーテューンズ達は俳優ではなく、ルーニーテューンズの世界に生きている。・・・・この時点でいろいろ察してくれ。

 主演は当時大スターであったマイケルジョーダン。今の日本で言うと妖怪ウォッチで田中将大投手が主演するようなものである。しかも実写で。日本版で観るとプロの声優さんが付いているので特に気にならないだろうが、ネイティブの人が観たらどうだろうか・・・しかも当時人気のNBAスターがいっぱい出てくるのである。

もう一度言う。超人気だけど別に俳優でもないバスケットボール選手がわらわら出てくるのである。

 そしてこの作品で初めて「バッグスの彼女」が出てくる。これで女児人気もいただきだ。しかもちょっと気が強くてセクシーである。いかにも最後の大団円でほっぺにキスしてくれそうな女。(このバッグスの彼女ローラは最新版のテレビシリーズでサイコメンヘラストーカーキチガイとしてレギュラーキャラになっている)

 まぁ超駄作って訳じゃないのだけど、面白さの方向性がコロコロコミックを適当にパクったようなもので黄金期のルーニーテューンズとは違うドタバタ加減なのである。バッグスもそんなにムカつかないし。


ルーニーテューンズバックインアクション

 2004年に公開されたこの映画では、スペースジャムとは打って変わって「大人が本気でふざけたコメディ映画」となっている。ファミリーは無視。始まりはワーナーブラザーズの撮影スタジオから始まる。

 ワーナーブラザーズの社員食堂では、アニメキャラも休憩中の俳優と同じように扱われている。やれと言われてやってるだけなのに差別表現がなんだとぼやくポーキーとスピーディーゴンザレス。実写映画がコケたのはお前のせいだとマシュー・リラードを責めるスクービーとシャギー(おっさんにとってはクルッパーとボロピンな!)



はい!!!メタネタと自虐ネタいただきました!!!!!

 別にメタ自虐だから良いという訳ではなく、この映画は単なる子供向けではないことを表現している。ルーニーテューンズの復活だ。
 
 その後もなんやかんやドタバタして、ダフィーが主人公に殴られダフィーがウォルマートで買い物をしてバッグスがスカしててムカついていろいろあるのだが、

つまり、この映画はなんなのか

劇中、ちょいちょい深いセリフが発されたりする。

「映画から何か学ばなくっちゃね」このバッグスの皮肉に全てが込められている気がする。

 映画は芸術の一つともいえる。しかし、映画=芸術なのであろうか?めんどくさい団体と映画評論家の意見に脅え、純粋に面白いと思うアイディアを心の奥にしまっておくべきなのであろうか。

正直この映画のストーリーはめちゃくちゃである。でも面白い、よくわかんないけど面白い。それでいいのだ。映画とは芸術や表現である以前に娯楽なのだ。
 最後もよくわかんないけどスッキリ終わる。だからこそ楽しいのだ。そんなことを体感させてくれた私にとっての神映画で誰かにとってのクソ映画なのだ。

 
※ちなみに
この映画のアニメーション監督は、ジーニーの作画で有名なエリック・ゴールドバーグである。彼はトムとジェリーテイルズやくまのプーさん2011など、有名キャラクターの出てくる最近のアニメにほとんど参加していると言っても過言ではない。彼の起用とルーニーテューンズの復活に何か深いものをじんわりと感じる。

2015年7月25日土曜日

インサイドヘッド細かいネタ解説&考察~ネタバレあり~

・ムカムカ「恐竜の形じゃないわね」

加工食品大国アメリカ、子供向けに色々なキャラクターの形をしたシリアルやマカロニが定番です。きっとムカムカは恐竜の形ではない=子供向けに作られた食品ではないと察知したのでしょう。

・ビンボンってなんだったの?

ビンボンはイマジナリ―フレンド、つまり空想上の友達です。日本ではあまり馴染みのない概念ですが、「クマのプーさん」に出てくる動物たちは世界一有名なイマジナリ―フレンドと言っても過言ではないでしょう。また、イマジナリ―フレンドを題材とした作品にパワーパフガールズのクレイグ・マクラッケンのフォスターズホームがあります。こちらは役目を終えたイマジナリーフレンド達が住む家を題材としたお話です。ビンボンもあの後フォスターズホームに行ったんだよね・・・・・・・・

・キラキラポニーとレインボーユニコーン

アメリカの女児の好きなものの代表的な要素。「キラキラ・ポニー・レインボー・ユニコーン」それらを詰め込んだ代表的な作品がマイリトルポニー。ライリーの空想のカラーリングを見た瞬間「MLPだ!!!!!」と思いました。

・ライリーのためなら死ねる

ライリーは終盤に、「ヴァンパイアとの恋の島」を新設しています。これの元ネタはきっとステファニーメイヤーの「トワイライトシリーズ」から始まったヴァンパイアブームでしょう。話の内容は、大体「現代に現れたイケメンヴァンパイアが私を守ってくれる♡」というのが定番。ライリーもきっと推しヴァンパイアがいてその彼を元に理想の彼氏を創造したのでしょう。

・誰が誕生日かな~?

アメリカでは、子どもの誕生日会にピエロを呼ぶのが定番ですが、同時にピエロがトラウマになる子どももとても多いです。スティーブンキングの「イット」に殺人鬼のピエロが出てくるように、ピエロはホラーの題材にされることも多いです。日本で言うところの獅子舞的な?



・なぜムカムカはおしゃれ大好きなの?

ムカムカの役割は個性を作ること。実際服選びの裏側にはムカムカがいます。例えば着心地、デザインの良し悪し、自分のキャラに合うかどうか・・・・・
わかり辛いと思う方は脳内にオネェを想像してみてください・・・・そのオネェに一枚のワンピースを与えてみましょう・・・・・・
「あらヤダー!!!なによこのワンピース!!!いかにも男受け意識してる感ミエミエじゃない????逆にモテないおブス感醸し出してるじゃないの!!!!」
ご理解いただけたでしょうか。

また、ライリーの髪型に注目してみると、ライリーはムカムカと同じ髪型をしています。きっとあの髪型はムカムカちゃんの見立てなんでしょうね。
 崩壊前の家族の島にはライリーと両親の像がありましたが、そのライリーはピッグテールと呼ばれる二つ髷の髪型をしています。ピッグテールは小さな子どもの髪型の代表的なものであり、ディズニーシーでも歌われるブルースインザナイトでは、女性が歌う場合「knee pants(短パン)」の歌詞を「pig tail」に変えることが多くあります。

気が付いたら随時更新していこうかな~なんて。

2015年7月24日金曜日

全ての子持ちに見せたい映画~インサイドヘッド感想ネタバレ無し版~


 ピクサー20周年記念作品。話題作なので宣伝も力が入っています(変な方向に)。日本版ではドリカムの歌とともに一般から募集した写真が映画の冒頭に流れるというプロモーションが話題を呼びました(いろんな意味で)。

 宣伝にうるさいことで有名な日本の映画ファンからは「他人の写真を何分か見せられるのに耐えなければならないのか」「なぜエンディングではなく冒頭なのか」と多くの意見が飛び交っています。

 正直私も初め見たときは

「何だこのパワポの最新機能をふんだんにつかったスライドショーみたいなのは??????」

とその映像のショボさに混乱し、気が付けばクスクス笑っているというよくわからない感情に襲われました。

ですが、企画自体はとても素晴らしく、自分や家族の写真が映画館のスクリーンに映し出された人たちにとってはかけがえのない思い出になったでしょう。また、映画の内容がとても素晴らしかったので
 私はこの企画映像をエンディングではなくオープニングに持って来ようと提案した人に感謝の気持ちを込めてレッドブル1ケースを送りたいと思う!!!!
だって凄く心に響いた映画を観た後に良くわからん他人のパワポスライドショーを見せられる、そんな拷問耐えられないよ!!!!







 さて、映画の内容についての感想ですが私が語りたいアメリカンあるあるやメンタルの話が多いのでそれは別記事にして今回はざっくりとした感想を。

まずはじめに映画を観て思ったことそれは「いろいろとエグイ・・・心にグサリと突き刺さるメッセージを込めている」と。

 まず、これは11歳の少女ライリーの頭の中の話。そう、11歳の少女の話なんです。アメリカでは子どもと大人の境目は13歳と言われています(まぁ二十歳超えればどちらもガキですが)。
 また、12歳まではトゥイーン(tween)と呼ばれ、13歳からティーンエイジャーとなります。


つまり、これは思春期になる前の女の子の頭の中の話。子ども時代の終わりかけという本人にとっても親にとってもめんどくさくて複雑な年代。
 その複雑な年代をライリーは引っ越しというライフイベントから気づくのです。ヨロコビとカナシミが消える前のライリーは明るく元気な子でありますが、同時に「空気を読んでしまう子」であるのです。


 例えば、引っ越した先がボロ家だったことに不満を言わずホッケーごっこをして両親を楽しませたり、父親の急な仕事にイライラしている母親にピザ屋に行かないかと勧めてみたり。
 「聞き分けのいい手のかからない子」と言えますが、同時に「感情を押し殺している子」とも言えます。
実際ライリーの脳内でもライリーを悲しませないようにとカナシミに記憶や感情の操作のさせないようヨロコビが奮闘します。
 その結果ヨロコビとカナシミが居なくなってしまい、司令部にはムカムカとビビりとイカリの3人だけでライリーの感情を司ることになります。
 ムカムカとビビリとイカリの3人は別にライリーを怒らせたり怖がらせたい訳ではありません。全て生きるために必要で意味のある感情です。3人はヨロコビがいない間もライリーが幸せになれるように頑張っているのですが、結果ライリーはそっけない態度をとったり怒って出て行ってしまったりするのです。






 ざっくり結末を言ってしまうとライリーは成長するのですが、「親にそっけない態度をとる」というのは成長する上では当たり前のこと。特に女の子は成長が速いから11歳からそんな態度をとっていても普通のこと(女子だけが体育館に集められるのもちょうどライリーくらいの年頃だしね☆)

 ですが親にとってみてはどうでしょう「昨日まで聞き分けのいい子どもだった自分の娘が急にそっけない態度をとった」事は大事件なのではないでしょうか。

私が感じ取ったこの映画のメッセージとは

「子どもがヨロコビ以外の感情を見せていることは悪いことではない。それらの感情を押し殺すことの方が問題である。」

 なぜ悪いことではいのか、なぜ問題なのかは映画を観てから感じとってください。そしてこの映画の原題はInside Out(中のものを外に出す)頭の中の感情が外に露見するという意味でもあり、「感情の表出」の意味でもあるダブルミーニングなタイトルなのです(最近のディズニーによくあるやつだね☆)





この映画、「子どもに見せたい映画です♡」みたいなコメント寄せてるママさん()や評論家()がいますが、私にとっては子どもには見せたくない映画だなと思いました。

 感情というものは自由なものであってこれが良いからといって変にコントロールするものではないということをこの映画から感じとりました。リアルライリー年代の子たちには自由にヨロコビやカナシミ達を脳内で遊ばせてほしいと思います。
 そしてリアルライリー年代の子を持つ親にこの映画を観てもらい、「あたなの子どもが悲しんだり怒ったりしても、それは普通の事、ヨロコビ以外の感情たちもその子の幸せのために頑張っているんだよ」という事をわかってもらいたい。

 約2時間の映画内では引っ越ししてから数日間カナシミを押し殺していたライリーですが、実際の子どもたちが13歳になるまでの2年間を考えるとどれだけの期間カナシミを押し殺す事になるだろうか、そしてヨロコビ以外の感情の大切さに気づくまでどれだけの時間がかかるだろうか。

 そんな複雑なトゥイーン時代を理解して欲しい。そのためにこの映画があるのではないかと思える程グサグサと心に刺さる映画でした。

だから私は「子どもに見せたい映画です♡」とか言ってる奴にちゃんと映画を観ていたのかと問い詰め瞼引っ張ってもう一度観せてやりたい。

 子どもにいつまでも「子ども」を求めてはいけない。そして成長をコントロールすることはできない。成長する事は大人にとっても本人にとっても複雑で大事件である。そんなことを気づかせ、子どもの終わりの難しい感情を思い出させてくれた切ない映画でした。
 でもギャグの質が良いからただ切ないだけにならないのがニクイぜ☆

2015年6月13日土曜日

トゥモローランド感想~おもしろい?orおもしろくない?~

 待ってました!!!4年前D23expoJapanの発表を見てから楽しみにしていたという人も多いのでは?

その頃は内容を隠しに隠し続けてちら見せ、さらには映画に出てくるプルス・ウルトラ(前に進み続けよう)という組織のSNSアカウントを作り、我々にワクワクを提供してくれました。

怖ぇよwww
そんなノリが続いたので、情報をずっと追っていた人は私のようにドラマLOSTのような壮大な謎解きストーリーを想像した人も多いのでは?

しかし、日本版の予告では「ディズニーランド」推し
 最近ディズニーシーのストームライダークローズのニュースによりパークのBGS(バックグラウンドストーリー)に注目が集まっているので、スペースマウンテンなどパークのアトラクションが絡んでくると思う人も多かったでしょう。(実際スモワのシーンあるし)


それでは実際どんな映画だったのか

その人が見た予告によって印象が全く異なると思ったのですが、本編のざっくりとした印象だとこちらの予告が一番近い

 そう、とにかくアクションシーンが多いんです。カワイイ洋ロリアテナちゃんも現代のシーンに登場したと思ったら超人キック、超人パンチ、超人走り・・・・・・

 多分この映画の3分の1は戦ってるんじゃないかなというくらいには戦ってます。また、ロボット(AA)とはいえ首チョンパシーン、善良な市民やられるシーンあり。

Q.ディズニーだよね?????あのトゥモローランドだよね?????なんでこんなエグイシーンあるの?????

A.監督はMrインクレディブルで殺人シーンを入れたりレミーのおいしいレストランでネズミの死体シーンを入れたブラッド・バードだぞ?

 とはいえちゃんとディズニー映画、夢見ることを忘れないドデカいメッセージをガツンと入れてくれています。
 映画本編では、ウォルトのデの字もセリフには出てきません(たしか)ですが、映画の中のトゥモローランド計画のようなプロジェクトは実際にありました。実験都市エプコット計画(このキーワードで検索してね☆)。そのエプコット計画をベースとして作られたんだなぁと感じる印象がありました。

 正直言って、映画自体は謎解きなんかしなくてもこの映画が伝えたいことをラストにガツンと持ってきてくれているので頭を使わずとも楽しめる映画でした。


それじゃあstop plus ultoraなどのアカウントはなんだったのか

私が思うに、映画本編で表現しきれなかったものの補完なのではないかと思います。映画本編では、プルス・ウルトラについて言及しているシーンはほんの数分です。ですが、映画がアメリカで公開された後もstop plus ultoraのアカウントは続いていました。また、Before Tomorrowlandというノベライズとはまた違ったスピンオフ小説を出しています(しかも超分厚いの!)
 深く考えようとすれば謎は数多くあります。なんで万博のアトラクションが入口だったのか、なぜあの人が審査員だったのか、でも映画の重要なメッセージを受け取るにはそんなこと考えなくてもいいのです。シンプルに楽しめるけど深く考えようとすれば深く入り込める。これぞファミリーエンターテイメントの醍醐味なのでは?(エグイシーンいっぱいあるけど)

 そして、主人公と言える人物が二人いるというのも、見る人によって印象を変える要因の1つだと思います。
少女ケイシ―視点で見れば、17歳の冒険と成長のジュブナイル、
おっさんフランク視点で見れば、中年の復活物語ともいえる。

 一度体験しただけでも楽しめるけど、深入りすれば深入りしようとするほど楽しめる。そんなパークのアトラクションのような映画でした。

2015年3月10日火曜日

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイの正しい楽しみ方

 今年一のクソ映画とも言われているフィフティ・シェイズ・オブ・グレイですが、とあるテストをするとこの映画を存分に楽しめるかどうかがわかります。


【問題】とある超イケメン若手実業家が、彼氏いない歴=年齢の普通の女の子である貴女を見てこう言いました。「ふぅん、君って面白いね。」そう言われた貴女はどう思いますか?

1.こんな私を?と思いながらも彼に心を惹かれる。

2.こんな凄い人が私なんかに興味を持つはずがないと思い、落ち込む。

3.どこの夢小説だよwwwwとバカにしながらも、過去の自分の黒歴史を思い出し恥ずかしくなる。

3を選んだあなた、おめでとうございます。


 まず、この作品の原作小説をウィキペディアで検索すると、女子大生の主人公が、若く有能だがサディストの性的嗜好を持つ大富豪の男性と知り合い、主従契約を結ぶという内容の恋愛小説。もともとは『トワイライト』シリーズのファンフィクションとして書かれたもので、オンライン小説として発表され、2011年に書籍化された。~ウィキペディアより~

つまりトワイライトのエロ同人かよ!!!!!


 そんなファンフィクションなので、作者の意図としては「良い作品を作ろう」というよりは「自分の夢が詰まった作品が無いから自分で作ろう」の方が多いのです。

 一般の主婦の夢が詰まったこの作品ですから普通の映画ファンが観ても「なんだこの雑な作品は!!!」となるでしょう。


 この映画は官能映画でもありながらツッコミ不在のエロギャグ映画とも言えるのです。(エロマンガの広告とか思わずツッコミたくなるの多いでしょ!あれだよあれ!)


 この作品が「女性を虜にした」のは「官能的に虜にした」のではなく「共有できるエロトークの材料」として虜にしたのでしょう。


 女性は噂話はもちろん、案外下ネタも好きだったりします。でも普通の会話で下ネタを議題にするキッカケが無い。そんな中現れたのがこのフィフティシェイズオブグレイだったのではないでしょうか。

 アナとクリスチャンの恋や性生活をキッカケに自分の恋愛観について語る。これぞ女子会(特にモテない女の)


 身近な実在の人物の恋はツッコミづらいけど、架空の人物ならガンガンツッコミ入れられる!実はこの映画はそんな女子会の為の映画なのです【断言】


 貴女がもし自分がモテてると思うならこの映画は男性と観に行きいちゃつくキッカケにしましょう。

 貴女がもしモテない女だと思うなら友人のモテない女を数人つれて映画館に行きましょう。もちろん上映後に飲み屋の予約を入れて。

 貴方が男でエロを求めるなら観ない方がいいです。観ても「女ってこんな事考えるのか」がわかる位しか得は無いです。

【マジ最高!】はじまりのうた

最高の音楽映画!

この監督は友達とも恋人とも違う絆を描くくのが上手すぎる。新しい仲間が増えていく様子家族や恋人ともう一度絆を深める様子、すべてが美しい。

 ワンス ダブリンの街角での監督最新作のこの映画。ワンス~の方はまるで誰かの記憶を覗き見しているかのようなリアルさと切なさがあったけど、はじまりのうたは夢を見ているようなスッキリとした感情が沸いてくる。


 音楽映画とのことで、挿入歌たちは最高!キーラ・ナイトレイってこんなに歌上手かったんだ!そして歯並び悪かったんだ(そこが可愛かった)そして参加してるミュージシャンが妙に豪華。

 キーラ・ナイトレイ演じるグレダの元彼役がマルーン5のアダム・レヴィーンなんだけど、歌声が特徴的すぎてマルーン5の曲にしか聞こえないw

 そして歌は一瞬(ラップだけど)しか歌わないけどいい味出し過ぎてる成り上がりトップスター役のシーローグリーンよ!!!ハマりすぎ!!!

 そしてこの映画は500日のサマーのIKEAデートに次ぐ「イヤホンスプリッターデート」を考案し私をキュンキュンさせている。

とにかく観ればすっきりとした気持ちになれる(オチも最高!)そんな映画でした。

2015年3月5日木曜日

モールス


ホラー+切ない恋=バンパイア!!!!!!

モールス(原題:Let me in)原題の「Let me in(招き入れて)」が既に伏線。


~こんな奴は大体バンパイアだ~


1.美形である(現代のバンパイアなら言わずもがな)

2.寒さとかに異様に強かったりする。(人間じゃないからね)

3.夜にしか会わない(日の光に弱いからね)

4.普通の人っぽいのに超人的動きをする(一周回って面白いです)

5.招きいれてもらわないと建物に入れない
意外と知られていないこのルール。ドラマ「トゥルーブラッド」などにもこのルールは登場します。人間の姿形をしていても一応悪魔とかそれ系なので、魔除け避けのようなものなのでしょうか。日本の作品などではマイナーなルールなので、他人の家にズケズケと入ってくるバンパイアもいますが、律儀に入れてくれというのはこのルールのせい




 この映画自体は、美しい映像とクロエ・グレース・モレッツちゃんの存在が多くを占めている印象だったのですが、この映画はスウェーデンの「ぼくのエリ 200歳の少女」という作品のハリウッドリメイク版だそうです。

 正直いってモールスの方はクロエちゃんのアイドル映画で、まぁ映像は綺麗だし切ないかな。程度の印象でした。





 リメイク元の映画について知りたいと思い、検索をしてみたところ出てきたワードが


「ぼくのエリ200歳の少女 ぼかし」


・・・・・これは気になる。あまりに気になるのでネタバレ覚悟で調べてみたところ、バンパイアの少女(エリ、モールスではアビー)が着替えるシーンにて股間が映るシーンがあったそうなのですが、ファン達は股間が見えないから怒っていた訳ではなく、ストーリーがガラっと変わってしまうから怒っていたそうなのです。

 ぼかしに隠されていたのは去勢された跡。モールスにも「私が女の子じゃなくても?」というセリフがありましたが、人間の女の子じゃないという意味ではなく元の性別が女の子じゃなかったという意味だったのだそう。少女じゃないじゃん。

去勢された跡があるというのは原作小説のバンパイア少女の暗い過去の一部という設定で、バンパイアであることは少年と友達になれない理由の一部でしかなかったのです。

モールスでは、ここらへんの描写はごっそりカットされていますが、

だってアメリカでロリの股間はド級のタブーだもんな・・・・・・

男女の恋としても美しかった二人の恋ですが、知れば知るほど深すぎる・・・・・ぼくのエリ、の方を今すぐにでも観ようと思います。

2015年2月26日木曜日

旅するジーンズと16歳の夏



まず、映画を観た直後の感想が、

こ ん な は ず じ ゃ な か っ た の に

めっちゃ泣いた


 DVDを借りるとき、頭ゆるゆるのラブコメディを求めて棚をにらんでいました。

 私が中学生の時、2005年くらいの頃アメリカのティーンズ向け小説が流行っていました。トラベリングパンツと言えばその代表格。「ゴシップガール・トラベリングパンツ・プリンセスダイアリー」が3大ティーンズ小説と言われるくらいの超有名作品。

 当時の私はひねくれていたので「トラベリングパンツ?みんな読んでるから私は読まないね」とトラベリングパンツには手を付けていませんでした。

 ティーンズ向け小説と言ったらやはり恋愛ものが多く、その次が友情もの。トラベリングパンツの大まかなあらすじと言えば「性格も体系もバラバラな親友のアタシたちに不思議とぴったりな魔法のジーンズ。この魔法のジーンズがアタシたちの絆を強くする~」のようなものだったのでこれはいわゆる友情系。

 主要人物の一人、カルメン役のアメリカ・フェレーラが私の大好きなTVドラマシリーズ「アグリー・ベティ」のベティ役だったのでとりあえず借りてみることに(ブリジット役のブレイク・ライブリーはゴシップガールのセリーナ!)

 観てみると今までのイメージがガラっと変わってしまいました。



4人の女の子たちがそれぞれ成長していく物語。それぞれ違う形で成長していく彼女たちを繋いでいたのが一本のジーンズだった。

 恋愛は美人のリーナに任せておいて・・・・離婚により離れ離れになっていた父親との関係に悩むカルメン、死んだ母親について受け入れ切れていなかったブリジット、取り残され退屈でみじめな自分にうんざりするティビー(リーナは引っ込み思案が悩みだそう。でも設定上美人なんだしねぇ)


彼女たちがそれぞれに成長していき新しい自分を見つける物語。ジーンズのおかげで成長したのではなく、成長してく過程でジーンズが4人を絶えず繋ぎつづけただけ。

 正直この映画の良さは観た人にしかわからない、言葉にできない繊細な何かを持っていると思います。親の再婚、禁じられた恋、命の大切さに初めて気付く瞬間、大きな喪失感。これらのような繊細な感情を上手く表現していてとても切ない。同時に温かい。

 私は既に成人していますが、中学生当時の自分がこの映画を見ても何も感じなかったような気もします。16歳を超えているからこそわかる切なさ。

すべての16歳だった女性に観てほしい。そんな映画でした。

2015年2月21日土曜日

My Little Pony Equestria Girls RAINBOW ROCKS見たよ


まぁ長いタイトル!!!マイリトルポニーの映画版第二弾をついに鑑賞。もちろん日本語版DVDは出ていないので北米版をネットオークションにて購入。


知らない人は「私の知ってるマイリトルポニーと違う!ってかポニーじゃない!」と思うかもですが、equestria girlsはマイリトルニーを見ていたプレティーンやティーンエイジャー向けの作品で、日本的に説明すると

たまごっちが小学校高学年向けに公式で擬人化して学園モノにした感じ。


といっても急に人間化したわけでは無く、主人公のトライライト以外パラレルワールドの住人という設定がちゃんとあります。




 今作の感想はここから【ネタバレもあるよ↓】
 前回のヴィランであったサンセットシマ―が心を入れ替えてからの話なんですが、サンセットシマーさんが超カワイイ!!!

アメリカの高校モノなのでまぁ生徒陣の目の冷たい中空気を読まない優しいメーン5(トワイがいないから5ね)に手を差し伸べてもらって照れるんですよあのサンセットシマーが!!!

メーン5が組んだバンド「レインブームス」の演奏に手拍子を打つサンセットシマーさんとか前作では想像ができなかったくらいにカワイイの!

いろいろあってトワイをエクエストリアから呼ぶんですが、元プリンセスセレスティアの弟子同士の会話があったりTVシリーズの映画版によくある「映画版は全く別の世界ってことで」にしていないのでファン心をくすぐられます。


また今回はトリクシーを初めとしたサブキャラの出番が多い!ビックマック兄貴に一言セリフがあるよ☆



でも少し残念だったのは他バンドの演奏が聞けなかったこと。見られたバンドはトリクシーとスニップス&スネイルズ、そしてダーピーのバンドくらい。前回からギター弾いてたフラッシュセントリーのバンド演奏聞きたかったな~。

曲は去年から日本iTunesで買えたのでよく聞いていたのですが、ラストのバンドバトルは絵が付くと余計感動しました。(サンセットシマーの声優さんがトワイの歌の人らしいから映画で見るまでずっとトワイが歌ってると思ってたよ)

ストーリーものというよりMVをつなげた音楽映画って感じで観られるから英語がわからなくても全然楽しめるんじゃね?って感じ(英語字幕無かった)


マイリトルポニー自体が日本撤退しちゃったから日本版は見られないだろうけどエクエストリアガールズまで続いてくれたら少なくともグッズは売れたんじゃないかな。これからも原宿の古着屋でマイリトルポニーグッズを漁る日々は続きそうです・・・・