クリスマス作品の中でも名作中の名作。3作品全部見ても1時間ぐらいしかないけれど、どれも心に残る作品。
1つめの作品は「ドナルドのクリスマスは大変だ」という邦題なんですが主役はヒューイデューイルーイの甥っ子たち。
クリスマスでもクソガキっぷリを発揮する甥っ子たちがクリスマスの本質を学ぶSF作品。魔法少女まどかマギカのごとく同じ日を繰り返します。
この作品で印象的なのがBGMに使われる「God rest ye merry gentlemen」という曲、タイトルからわかるように、救い主が生まれたこの日を忘れなさるなという曲なんですが、甥っ子たちがかなりクソガキな物語の序盤では明るめにアレンジされているんですよ。最初は何の曲かわからないレベルで明るい曲にアレンジされていて。物語が変化していくごとに曲も変化していくんですよ。それが凄く印象的で。
クリスマスソングと言ったら明るい歌詞の曲もいっぱいあるんですが、その中でこの曲を選んだところに凄く意味があるんだろうなぁと思いました。
あと「おじさん」って呼ばれてる年なのに船長さんの帽子かぶって寝るドナルドカワイイ。
2つめの作品はグーフィーとマックスの話、テーマは大人への階段の一つ「サンタは実在するのか」。子マックスの声が大人の事情によりパパはグーフィーと違うのがご愛嬌。とにかくマックスがカワイイ。
サンタさんは信じる人にだけ来てくれる。この作品の中で、グーフィーが案外慈善事業に力を入れているのがぐっときます。
子どもっぽい大人のグーフィーと大人っぽい子どものマックスだからこそ演じられる(スターシステムですから)作品だなぁと。
3つめの作品がミッキーとミニーのお話。このお話が一番すき!!!!!
ミニーの宝物である時計のペンダントチェーンをプレゼントしたいミッキーとミッキーの宝物のハーモニカのためのケースをプレゼントしたいミニーの話。
クリスマスの奇跡や魔法は一切おこらないんですが、人々の心のあったかさだけでできている物語ってところがお気に入りポイント。
ハッピーエンド、と思うかは人それぞれですが、ミッキーとミニーにとっては本当に幸せなクリスマスだったんだろうなぁと思える人間臭い作品なんです。あとミキミニの作画が好き。帽子で耳がつぶれるミッキーカワイイ。
とにかく名作なのでMovieNEXをさっさと出してくださいと声高らかに言いたい。
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