2015年12月18日金曜日

クリスマス映画アドベントカレンダー18日 ~美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント~

大ヒット映画「美女と野獣」の後日談・・・・ではなくお城の生活でのお話。舞台は野獣達が人間に戻って一年後のクリスマスから始まり、去年のクリスマスについて思い出を語りあいます。お城にベルが来て初めてのクリスマスのお話。

この映画はいわゆるOVAなのですが、とてもクオリティが高く、数々の名曲もこの映画のために作られました。

 一番有名なのは、ディズニーシーのテーブルイズウェイティングクリスマスキュイジーヌで使われている楽曲、「クリスマスがある限り」でしょう。どうしても野獣さんがクリスマスを嫌うので、クリスマスができないことを悲しむお城の人たちのためにベルが歌う歌です。この物語で初めて城主が野獣に変えられたのがクリスマスの夜だったということが判明します。
他にもベルが本の素晴らしさについて歌う曲など、素晴らしい曲が多数この物語のために作られました。




このお話では、本編では登場しなかったキャラクターが何人(個?)か出てきますが、その中でもこの作品の一番印象的なキャラクターはパイプオルガンにされてしまった宮廷音楽家のフォルテさんでしょう。

 本編美女と野獣では町の色男ガストンがヴィランでしたが、彼は別にもともと悪い奴だったわけでもなく、悪いことをしようと思っているわけでもありません。ベルに対する執着心が彼を悪い方向に動かしただけで、ヴィランというよりヴィランになった人というのが正しいと思います。そのため、見た目はハンサム(当時のあの国の基準では)彼の歌はとても明るく、町の人たちからも愛されていました。

 フォルテさんも元々は自分の音楽を城主に理解して欲しかっただけの人、そのため暗い気分になっている野獣が自分の好きな暗い曲調の音楽を愛してくれる今に執着している人なのです。ですが見た目が悪い人、本編中に人間形態のフォルテさんも出てきますが、完全に悪い奴。ですので彼の歌も完全なヴィランソングです。美女と野獣のキャラクターとしては、とてもセクシーで大人っぽいキャラクターになっています。また、パイプオルガン形態の彼は当時では最新の3DCGが使われていて気合いの入り具合がよくわかります。
 彼の音楽が緑色のレーザーのように表現されているのもまたかっこいい。幼少期はこのシーンがめちゃくちゃ怖くてしょうがなかったですw


そんなフォルテさんですが、なかにはおちゃめな一面も。フォルテさんは登場して「どれ私も外を見てみよう・・・・ん?なんだこの鎖は・・・・・私は動けないのか!!!!」と素晴らしいノリツッコミを見せてくれるおちゃめな一面も(あれは天然ボケなんだろうか)。また、野獣さんがベルに歌をプレゼントしようとしたときに歌うテキトーな「ひいらぎ飾ろう」がカワイイ。







今年発売された某姫のドレスそのまんま系ブランドの冬の新作にまさかのフォルテさん人間形態がプリントされているという大事件も起こりました。この映画を観てない人はもちろん、小さいときに観た気がする人にとっては「誰だこのおっさん・・・・」ってならないのかな?

まぁまさかのフォルテさんグッズ化ってことで、ベルの素敵なプレゼントを観なおすチャンスなのではないでしょうか。だからさっさとMOVIE NEXを出して下さい。


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