2016年12月24日土曜日

結婚出産と腹筋ドッカン

この記事は「ディズニー関連ブログアドベントカレンダー」に参加させていただいております。
ディーラボラトリーさん、シーオーエルオーエス会さんありがとうございます。
ディズニー関連ブログアドベントカレンダー2016


2016年、みなさんはどんな年だったでしょうか?

芸能界ではゲス不倫という言葉が流行りましたが、結婚や出産などのおめでたい話題も多かったですね。

どうでもいい話ですが、私の周りでは知人からネット友達、恩師など、幸せなライフイベントのお話がとても多く、私も幸せをおすそ分けしてもらった気分でした。

来る2017年、私にも大きなライフイベントがやってきます。


そう、腹筋ドッカンテレビの一回忌です。


腹筋ドッカンTVとは



2014年の夏に始まったディズニーXDのキャンペーン。メインキャラクター「腹筋ドッカン先輩」としてお笑い芸人小島よしおを起用し、特別構成の「腹筋ドッカン大放送」を放送した。

腹筋ドッカン大放送が終わった後も腹筋ドッカンTVという名前が気に入ったのか2015年12月まで使用されていましたが、2016年1月1日より「ディズニーXD ギャグアニメ&マーベルヒーロー」という名前に変更されその歴史に幕を閉じました。

こちらのブログのタイトルF.D.S.Pも腹筋ドッカン先輩からとっている程腹筋ドッカン先輩が大好きな私なんです。


2014年夏腹筋ドッカンTV&腹筋ドッカン先輩誕生




2014年ディズニーXDに彗星のごとく現れた腹筋ドッカンTVの腹筋ドッカン先輩こと小島よしお。
美しい腹筋と軽快な歌、そしてヤスタカプロデュースを思わせる背景映像が多くの人々の腹筋をドッカンしました。ちなみにこの腹筋は、前日水分と塩分を控えて作った腹筋だそう。

そしてこの腹筋ドッカン動画は220万PVを達成し、都内の小学校でイベントが行われるほど大フィーバーしました。







また、腹筋ドッカン大放送が終わったあとも腹筋ドッカン先輩は、プログラムガイドに登場し愛されていました。


しかし腹筋ドッカンTVという名前は残ったもの、2014年11月以降、スターウォーズフォースの覚醒公開に伴い、ディズニーXDはスターウォーズ推しになり、腹筋ドッカン先輩の動画も公式アカウントから削除されなかったことにされていました・・・・

2015年 腹筋ドッカンパンダ誕生


2015年はカンフーパンダザシリーズの上陸に伴い夏の腹筋ドッカン大放送が復活。お笑いトリオロバートをキャラクターに迎え、新しいプロモーションを作成。その名も「腹筋ドッカンパンダ」




腹プヨプヨじゃねーか!!!!

しかし軽快で頭に残る音楽は健在。そして後ろの青い衣装山本さんはプロボクサーのライセンスを持つ腹筋の持ち主。またこの動画のほかにも爆笑ドッカンフー道場というミニシリーズも作られ、豪華な扱いになっていました。

このように腹筋ドッカンの精神は受け継がれていったのでした。

2016年1月ディズニーXD ギャグアニメ&マーベルヒーローに名称変更

https://www.skyperfectv.co.jp/channel/premium/detail.html?cid=671

キャプテンアメリカ☆シビルウォー公開等盛り上がるマーベルに作品に合わせてディズニーXDも名称変更。そして7月にはマーベル作品が集結する番組ゾーン「マーベルユニバース」が誕生。

しかしディズニー公式は未だに腹筋ドッカンTVのまま・・・・・・
http://www.disney.co.jp/tv/xd/about.html

運命の2016年8月・・・・特別編成は?






あぁぁぁぁぁぁ!!!!

なんだこのクソコラ感あふれる映像は!!!一昔前のニコニコ動画か!!!!


今まで有名お笑い芸人を起用していたのでメインキャラクターらしき「ボンおばさん」を見たとき何とも言えない感情に襲われました。

※実はこの「ボンおばさん」大阪の平均年齢63.5歳のアイドルグループオバチャーンの仏セブンの一人宇口久子さんという方だそう。知ってる人は知っているらしい。たぶん。きっと。

ごめんなさい、ずっと女装した男性だと思っていました・・・


最後に

「お堅い」と思われがちなディズニーですが、このようなプロモーションを積極的に行っています。最近では実写版ジャングルブックのプロモーションにこのお笑い芸人さんを呼んでちょっと話題になりました。





腹筋ドッカン先輩はどうした!!!!!! 






終わり

2016年5月10日火曜日

ロジャーラビットの話

この記事は、前記事の「ディズニーマニアのためのルーニーテューンズ講座http://kawaiifdsp.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html?spref=twをすでに読んでいる前提で話を進めていきます。

前回ではエイブリー(アヴェリー)と書きましたが、めんどくさいので今回はエイブリーで統一します。(その方が言いやすいし)


©disneyをいったん離れて©disneyに戻ってこようとのことで、戻ってきた先は「ロジャーラビット」厳格にはタッチストーンピクチャーズの作品ですが、親会社もそうだしランドにあるので©disneyで良いじゃんってことで。

ロジャーラビットはディズニーランドにあるトゥーンタウンのモデルになっている作品ですが、作品自体はディズニーリスペクトよりもテックス・エイブリーリスペクトが強く見受けられる作品だなぁと私は思います。(小ネタだらけだからそうだと言い切れないけど)

その1.ジェシカ・ラビット

テックス・エイブリーが手掛けた作品には美女が多く登場します。今放映するとフェミニスト団体から怒られそうな感じの美女ですが、その美女たちに興奮する男性の滑稽さを表現している・・・・とでも書けばめんどくさい人に絡まれないかなぁって感じです。

そんな美女ぞろいの中で一番有名なのかこちら、おかしな赤頭巾(1943)に出てくる赤頭巾でしょう。


ジェシカっぽいと思いません?というか赤頭巾さんがジェシカのモデルと言われています。


・・・・・実際そう言われているだけで、カートゥーン美女のステレオタイプを詰め込んだのがジェシカなんだと思うんですけどね。そう言われていて有名なのでその1に

その2.目が飛び出す表現

ルーニーテューンズにエイブリーが加入した際、彼は顔を引き延ばしたり縮めたりすることによって表情に動きを出す演出方法を採用しました。

その後MGMに移った後、その表現方法はより強調されるようになります。って言ってもよくわかんないからとりあえず動画で見て



・・・・この時代のアニメはスターシステムを採用しているのでキャラの使い回しは当たり前。

ロジャーラビットでも、彼のアニメと同じくらい激しく目が飛び出す表現を多用しています。


その3.そもそも時代背景的にこの人の功績が大きい


なんだかんだ言ってもルーニーテューンズという作品を好転させた人物であり、多くのアニメーターが尊敬する人物なんですよ。そりゃ~リスペクトするしかないじゃないですか。舞台は40年代後半のアメリカなので、エイブリーさんがイケイケの頃ですよ。ルーニーテューンズってデカいシリーズに影響を与えた人物なので当時のアニメの流行もこの人が作ったようなものだと思うんですよ。

ディズニーアニメでも、1940年代以降の作品ってギャグが過激だと私は思ってます(例:チップとデールシリーズ)

つまり、流行ってたスタイルなんだからどうしてもそうなるでしょうよと思うのです。



トゥーンタウンがディズニーランドにある話


これらの話から、めんどくさいロジャラビオタク(正しくはカートゥーンオタクなんだろうな)の中にはトゥーンタウンはディズニーランドにあるべきではないという人もいます。(めんどくさいよね~)

私としては、トゥーンタウンは「アニメ版ハリウッドスタジオ」的な立ち位置なんじゃないかな~って思っています。

エディ・バリアントがトゥーンタウンに入ったときに住民たちが歌っていた曲「smile darn ya smile」
。これはワーナー作品フォクシーの怪電車(1931)で使われた曲です。


東京のトゥーンタウンでもこの曲は流れていて、なんとも不思議な話ですが、ワーナーがディズニーの模倣をしていた時代の曲がディズニーランドで流れているってことになります。

そしてルーニーチューンズのテーマ曲でおなじみの「壊れたメリーゴーランド」という曲も東京のトゥーンタウンで流れています。ライバル会社のアニメですが、アニメ界のハリウッドみたいなところを再現してるんだからそれでいいんだと私は思っています。



さて、©disneyからいったん離れて戻ってきてみると、短編アニメの世界に触れてみたくなったでしょうか?

この沼深くて楽しいからみんなおいで!!!!

2016年5月9日月曜日

ディズニーマニアのためのルーニーテューンズ講座

初めに


5/8(日)ディズニーファンのディズニーファンによるディズニーファンイベントcolosEXPO(しーおーえるおーえすと読むのがこだわりだそうです)にてLT形式でお話をさせていただきました。

イベント詳細 http://d-laboratory.jp/colos/expo/

これからの書いてある文章は、LT用のスライドを制作する際に、ブレインストーミングとして作った原稿を乗せています。(ここに書き溜めてたの)

主催の方々が運営&執筆をしているD-Labさんhttp://d-laboratory.jp/のコンセプトがディズニーサイトの隙間を埋める広義のディズニーとのことだったので、©disneyから一旦離れて©disneyに戻りたくなるような話にしようと思い、思い切ってワーナーアニメの話をしようと思い、このLTが完成しました。

また、当日はありがたいことに【MVP参加者】という称号をいただきましたが、LTの内容ではなく、模範的参加者という意味でだそうですので(私がオープニングに遅刻していなかったら、MVP授与式がオープニングにあったらしい)初めて内容に触れる人はハードル上げずに読んでね。



原稿本文


バッグスバニーを「ディズニーか?」と言われて「違う!!!」と言い返した経験はないでしょうか?

「違う!」と言ってみたものの、何が違うのよくわかってない人も多いでしょう。今回はディズニーに負けず劣らずの作品を数多く発表してきた「ルーニーテューンズ」についてお話をさせていただきます。




ミッキーマウスの成功後、ワーナーは第二のミッキーマウスを求めて、かつてウォルトと一緒に「しあわせうさぎのオズワルト」を作っていたやフリッツ・フレリングらに出資をし、ルーニーテューンズの前進となる「メリー・メロディーズ」シリーズを制作します。

 しかし、当時のスタッフがディズニーから引きぬかれた者が多く、プロデューサーレオン・シュレシンジャ―が作品の質よりも商売にこだわるタイプだったので、作品はディズニーの模倣がほとんどでした。


 また、当時のアニメ作品は長編映画のオマケで観る客はほぼ大人なので、コマーシャル的な存在として既存の曲を売りたいがために映画というよりはミュージックビデオのようなものを作っていました。

(ポイント1:初期のスタッフはディズニー出身者が多かった)



メリーメロディーズよりフォクシーの怪電車(1931)


納期さえ守れば何でもよしというアニメーションにあまり興味の無いシュレシンジャ―ですが、人材発掘の天才でした。彼は天才アニメーターのチャックジョーンズを初めとした才能あるスタッフを数々発掘していきました。


個人的なオススメ、チャック・(チャールズ)ジョーンズ監督作品バットマン作戦(1956)


その後、ルーニーテューンズシリーズの制作も始まりますが、メリーメロディーズのスタッフと比べると、若いスタッフが多く、待遇もよくなく、ボロ小屋で仕事をしていました。

ルーニーテューンズはメリーメロディーズの模倣をし続けていましたが、天才アニメ監督テックス・エイブリーの加入により、状況は一変し、「ルーニーテューンズ」の「ルーニー(いかれた)」な部分を強調する作品作りを始めます。
第二次世界大戦後、シュレシンジャ―のスタジオはワーナーに完全に買収をされます。その頃にはルーニーテューンズの人気がメリーメロディーズを上回り、ルーニーテューンズの制作に力をいれていきました。

 その頃にはすっかり「ルーニーテューンズ」としての作風が確立しており、カサブランカのような長編映画を観に来た大人がゲラゲラ笑えるギャグ作品を数多く制作していきました。

(チェックポイント2:メイン客は大人だった)


「メタフィクション」「死ネタ」「自虐ネタ」「精神病もの」など、ギャグはどんどん過激になっていきディズニーの模倣をしていた時代を反省したのか、「パクるなら露骨にパクる(パロディ)」ようにもなりました。

喧しい名曲の夕べ(1943)

(チェックポイント3:日本のアニメでいうと銀魂やおそ松さんのような作風だった)



1960年代に入り、TVアニメーションが発展すると劇場用アニメの予算が少なくなりアニメーターたちはどんどんスタジオを去っていきワーナーは1963年アニメスタジオを閉鎖しました。

ですが、その後ルーニーテューンズはテレビで放送をされ、多くのアニメーターたちに影響を与え続けました。

2011年放映ルーニーテューンズショーより「おひとり様」


テーマパークや長編アニメーション映画よりは触れる機会の少ない短編アニメーションですが、いざ触れてみると奥が深く、アメリカンアニメーション黄金期と呼ばれる時代の作品は「現在のディズニー」にも多くの影響を与えています。この機会に短編アニメーションの世界にハマってみてはいかがでしょうか。



参考文献?

参考文献を上げたいところですが、翻訳本だとルーニーについて専門で書いてる本って少ないし、あってもプレミアがついているんですよ。
そんな中私が参考にしたものが映像資料。

ルーニーテューンズ50周年記念に発売されたDVDBOXコンプリートゴールデンコレクション・・・・・を日本向けにベスト盤として再編集された「ルーニーテューンズコレクション」シリーズを参考にしました。

このルーニーテューンズコレクションは、特典がやたらと豪華で、50年記念のインタビューや、ほぼすべてのキャラクターを演じ分けていた声優メル・ブランク当時の録音風景、ワーナーアニメーションスタジオのドキュメンタリーが数多く収録されています。50周年記念インタビューやドキュメンタリーの解説に、ジーニーを担当したことで有名なエリック・ゴールドバーグや、ディズニートレジャーズシリーズの解説でおなじみの映画史研究家レナード・マルティンなどの解説が聞けます。

何より凄いのが
TUTAYAでレンタルできちゃうんですよ!!!!!

全ての巻がレンタルできる事が多いです。なんなら近所のゲオにもありました。


しかも、アマゾンを見ると凄いDVDなのにプレミアがついてない!!!!!!私もすべてそろえるのに5000円くらいしか使ってないです。さぁ、みなさんレンタルでもセルでもいいんで観てください。面白いから!!!マジハマるから!!!!!

2016年4月25日月曜日

ズートピア見たよ(ネタバレ無し版)

ディズニーはとんでもねぇもんを作りやがった。



久々の動物もの長編ってことで期待してたんだけど、いざ蓋を開けてみると本格派ミステリーサスペンス映画だった。


様々な要素が絡み合って一つの答えが見えてくる感じ?これをアニメで体感したのは「怪奇ゾーングラビティフォールズ」が出てきて以来久しぶりの感覚。


凄いのは、それを2時間アニメでやっちゃったこと。


私は「序盤で読み手は犯人の察しはついているんだけど、謎がどのように解かれていくか、謎を解く段階でどのような人間ドラマが繰り広げられているか」を上手く描いている系の作品が好きで、ズートピアもそれ系だった。

差別描写ばかりが独り歩きして話題になっているイメージだけど、それは謎を解く要素の一つであって他にも複雑な要素と問題が絡み合って何とも言えない素晴らしい味に仕上がっている。

ヴェロニカ・マーズのような事件解決ものが好きな人には特におすすめしたい最高の全年齢向け映画でした。



2016年4月13日水曜日

ヒーロー映画ラッシュの今だからこそ、配信で「メガマインド」を観よう

 2016年はバットマンVSスーパーマンに始まり、キャプテン☆アメリカシヴィルウォー、デットプール、スーサイドスクワットなど、ヒーロー映画ラッシュです。


 また、2015年に日本上陸をしたNetflixでTVシリーズデアデビルやジェシカジョーンズなどが配信されていて、世は正に大ヒーロー時代。

 デアデビルなどのオリジナルコンテンツ目当てにNetflixに加入した人も多いでしょう。Netflixには数々のオリジナル作品に加え、話題作から隠れた名作まで数多くそろっています。その中でも、多くの人に賞賛されるべきなのに、残念ながら多くの人に観てもらえない作品があります。


その名も「メガマインド」
そして制作は「ドリームワークスアニメーション」



ドリームワークスなら、話題にならなかっただけで、劇場公開してたりファミリー向けの安いDVDになってたりしないの?と思うかもしれません。

しかし、この作品「劇場未公開」「配信限定公開」なんです。吹き替えは天下の山ちゃんなのに・・・・


 監督は「マダガスカル」の監督トム・マクグラス。ペンギンズの隊長の声優でおなじみ。

まぁ、マダガスカル第一作目で、サッチモの曲に合わせて目の前で草食動物が捕食されるトラウマシーンを入れるくらい、メッセージを伝えるためにはエグイ演出もする監督です。序盤でスーパーヒーローの白骨遺体が出てきます。


ストーリーは単純、でも主題は複雑

ストーリーは悪として生きる青いおっさんメガマインドがヒーローのメトロマンを白骨遺体にしてしまってから、自分を止めてくれるヒーローがいない現状に飽きて新たに自分と戦ってくれるスーパーヒーローを作り出して失敗したのでそいつから街を救う話。
 言ってしまえばコレだけなんだけど、そこまでの葛藤を描くのが本当に凄い。

ある意味ダークナイト

ある意味主題なのが「正義と悪は常に対である」メトロマンを殺した後にメガマインドが気づく話だけど、正義側の発言と比べると、とても情けない。でも情けないからこそ共感できるんです。
 メガマインドの生い立ちは、悪者になるしかないような環境で育ったんですが、「生きがいとは何か」について生きがいを失ってから気づくんです。人間そういうもの。
 
 最終的にメガマインドはヒーローになるんですが、悪でいることが「才能」だったメガマインドは悪の才能を活用したままヒーロー活動をします。自分を生かす方向を決めるのは自分次第。そこまで成長していくおっさんの姿が痛快で、感動できて、共感できる。

小ネタもたっぷり

まず、メガマインドとメトロマンが地球に来るまでの流れはクリプトン星人そのもの。やたらと誘拐されるニュースキャスターや宇宙のママパパなど、「あぁ~wwwあるあるwww」なネタたっぷり。
 噂によると、新たなスーパーヒーローになったカメラマンのハルの名前はグーリーンランタンから来てるとかなんとか、掘り返したら大量に小ネタが出てくるんじゃないかレベル。そういう小ネタ探しがお好きな人にもお勧め。

やっぱり人間ドラマ

設定自体が皮肉たっぷりなので、ストーリーの組み立て云々よりも人間ドラマの素晴らしさが光ります。メガマインドの成長と恋、メトロマンの恋人の葛藤、子分とのブロマンス、愚かな新スーパーヒーローだって人間味たっぷりすぎて実在の人物のようにムカついて、わが子のように悲しめるはず。誰一人として共感できないキャラはいないはずってレベルで人間描写が素晴らしく爽快。もちろん子どもも楽しめるけど、決して粗悪なものではないんです。


ディスク化すらされていない作品ですが、こんな名作が人々の目に触れないのは本当にもったいないです。また、Netfilxで配信されている後日談の短編(ドリームワークスハロウィンストーリーズ2に収録)も、メガマインドがまた一歩成長します。その描写もまたうまいんだこれが。Netfilxに加入の方は是非観ていただきたい作品です。追加料金なしだし。