皆様は夢の国チキンレースという言葉をご存じでしょうか
夢の国チキンレースとは
著作権に厳しいことで知られるアメリカの某エンターテイメント企業、ないしそこのネズミのキャラクターなどを用いた千葉県浦安市の夢の国を題材に使った動画である。
~ニコニコ大百科より~
https://dic.nicovideo.jp/id/2998135
要するに、著作権に異様に厳しいという都市伝説から、ディズニーのパロディを悪ふざけ100%で表現した言葉です。
そんな夢の国チキンレースに異様な程力を入れている企業があります。それが
最近のディスニーは、「セルフパロディ」にやたらと力を入れています。
ディズニーのセルフパロディと言えば、映画魔法にかけられてや、最近ではシュガーラッシュオンラインが話題ですが、シュガラ2なんてまだ生ぬるい方です。
よく出てくるのが、「あのアトラクションっぽいアトラクション」
フィニアスとファーブより
ミッキーマウスクラブハウスより
中にはマニアックな自社パロディも
怪奇ゾーングラビティフォールズより
このロゴ、どこかで見たような気がしませんか?
そう、あのランドの古いロゴのパロディです。
ディズニーチャンネルのアニメの中で、最もと言っていい程自社パロディに力を入れている番組があります。
それは・・・・・ミッキーマウス!
良い子になりすぎたミッキー&フレンズを、カートゥーンらしいキャラに戻そうぜ☆がコンセプトの番組なので、ギャグに使えるものはなんでも使うスタイルなので、ひたすらに自社パロディが出てきます。
一番有名なのは、あのランドをまるっとパロディした狂気のポテトランド
あの名曲だって中々酷い方向にパロるパロる。
中には超マニアックなパロディまで
こちらは、1950年代にやっていたディズニーのドキュメンタリーシリーズ、「A TRUE-LIFE ADVENTURE」シリーズのロゴのパロディ。日本で、そこそこのディズニーオタクをやっていても、たまに巡回してくる展覧会の映像で見られるか見られないかぐらいのマニアックさ。
ちなみにこちらの話は1話まるっとあの暴走列車のパロディ、あの人も出てきます。
・・・・とここまではセルフパロディの話でしたが、ディズニーチャンネルには他社パロディに異様に力を入れている番組があります。
それが
知育アニメで他社パロディ?と思うかもしれないですが、この番組は、スペシャル回になるとパロディのオンパレードなんです。
例えば、「インディージョーンズクリスタルスカルの王国」のパロディである事を隠す気0の「クリスタルミッキーをさがせ」
あの有名アメコミ出版社「マーベル」より、ファンタスティック4とサノスのパロディの「スーパーアドベンチャー」
ちょっと待って!インディはアトラクションがあるし、マーベルはディズニーに買収されたから、他社パロディとは言えないんじゃないの?と思った方、さすがです。
もっととんでもない他社パロディをしている回があります。
それが
こちらなんと、1作品まるっとあのカルト映画の代表格「ロッキー・ホラー・ショー」のパロディなんです。
ストーリーとしては「車で出かけたミッキーとミニーとプルートが、嵐の中を求めた古城でミッキュラ伯爵と人造人間の誕生など出会い不思議な体験をする」というもの・・・ってロッキーホラーショーそのものじゃん!!!!
ロッキーホラーショーといえば、参加型上映でマネをする「お約束」ですが、ミッキーのモンスターミュージカルでもやっちゃいます
特に凄いのが、曲。
絶妙にそれっぽい感じに仕上げてます。
30分ほどのエピソードの中にはロッキーホラーショーのファンがニヤニヤできる小ネタがたっぷりなので、気になった方は是非とも見てください。ちなみに「あのアトラクションのパロディ」で紹介したのもモンスターミュージカル。
最後に、なぜディズニーチャンネルはパロディをするのか、についてですが私は「多様性」だと思っています。
最近のディズニーチャンネルは連れ子同士の兄弟や、若いシングルマザー、同性カップルのキスシーンなど「型にとらわれない家族の形」を描いています。
子ども向けだから子ども向けっぽい事をやるのではなく、子ども向け作品でやりたい事をやるのがディズニー流なのではないでしょうか。
ディズニーチャンネルは未履修だったというみなさんも、この機会に触れてみてはいかがでしょうか?